総務省が新規参入を促す次世代高速通信「5G」サービス、これで何が変わるのか?

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総務省は、スマートフォンや自動運転向けの需要拡大が見込まれる次世代高速通信「5G」サービスへの新規参入を促すと発表した。

 

しかし一体「5G」とはどういうもので、どんなことができるのだろうか。

 

IoT化でデータ量の急増に対処する「5G」

 

そもそも通信速度向上を可能にする仕組みの節目を「世代」と呼び、現在日本で主流なのは第四世代、いわゆる「4G」とされている。

 

メールが利用可能になり、ポケットベルやPHSが登場した1993年には、デジタル方式の「2G」が登場。さらに2001年には高速データ通信が可能な「3G」の運用が始った。

総務省 モバイルサービスTF取りまとめの概要

そして現在は「LTE」と「WiMAX」など、「3.9G」となり、ほぼ「4G」が主流となっている。

 

しかし今後はIoT化が急速に進み、身近にあるものをインターネットに接続することで、さらなる通信回線の利用データ量の急増が見込まれるという。そのために必要となるのが「5G」の通信網だ。

 

「5G」の通信速度は「4G」の100倍か

 

まだ細かい技術や仕様などは決定されていないが、「5G」になると下り最大20Gbpsもの超高速通信を実現する「高速大容量」になる可能性が高い。

 

また1キロ平方メートルの中で、100万ものデバイスを同時接続できる「超多数端末」を備え、さらに「超高信頼低遅延」となり、通信時の遅延が1ミリ秒程度となる見込みだ。

 

「4G」(LTE)では通信速度が75Mbps~100Mbpsだったのに対し、5Gでは平均で通信速度を10Gbps程度(最大で20 Gbps)に引き上げることも検討されているという。

 

となると1Gbpsが1000Mbpsにあたるため、「4G」の約100倍の速さとなる可能性がある。

 

この結果、8Kや立体化された映像、衛生放送なども十分に対応でき、IoT時代に即したさまざまな機器の操作性も向上するなど、人々の暮らしを一変させるかもしれない。

総務省 モバイルサービスTF取りまとめの概要

「今でもすぐに容量を使い切ってしまうのに…」

 

しかし便利になる一方、大容量を一気に消費することになれば、従来の設定ではすぐに通信速度制限に到達しかねない。そのためネットでもさまざまな意見が寄せられている。

 

「現状の通信速度でも1月経たずに容量を使い切ってしまうのに…これ以上になったらあっという間に通信制限になってしまいそうです(笑)」

 

「速度は今のままで不満ないけど、それよりも遅くていいから使用料無制限を希望」

 

「何か新しい体験をするときに通信速度制限は、意外と大きい壁になっている」

 

総務省によれば2019年にも電波の割当制度を見直し、外部にわかるよう審査基準を明確化、さらに欧米先進国が導入している価格競争の要素も初めて取り入れ、技術と資金力のある新規参入組に門戸を開くという。

 

携帯大手3社による通信の寡占状態が崩れれば、国際的に割高な通信料金の引き下げにつながることも予想されている。(了)

 

出典元:日本経済新聞:「5G」新規参入促す 電波割当に価格競争(11/28)

出典元:ITmedia:「5G」でクルマ、コミュニケーション、スポーツ観戦が変わる――ドコモの最先端技術イベント (11/10)

出典元:総務省:モバイルサービスTF取りまとめの概要(PDF)

 

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