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イヴァンカさんがボストンで行われた抗議デモを「美しい」と賞賛

イヴァンカさんがボストンで行われた抗議デモを「美しい」と賞賛
Twitter/Ivanka Trump

トランプ大統領の長女、イヴァンカ・トランプさんが、先週末に行われたヘイトスピーチに対する抗議デモを賞賛した。

 

極右系の集会への抗議に4万人が参加

 

8月19日、アメリカ東部のボストンでは極右系グループにより、ヘイトスピーチを「表現の自由」と主張する集会が行われ、同時に彼らに反対する抗議デモが行われた。

 

極右系グループは市内の公園で数十人の参加者へ向けて演説を行っていたが、その周りを抗議デモに参加していた約4万人に囲まれ、早々に解散に追い込まれたという。

 

また数キロ離れた場所から公園へ向けて、右翼系グループに対する抗議のデモ行進も行われ、反ファシストを訴える1万5000人が参加した。

Twitter/DCResisterBee

「とても美しかった」とデモを賞賛

 

シャーロッツビルで12日、白人至上主義団体と反対派が衝突し、反対派に車が突入して死傷者が出たことを受け、ボストンの当局者は集会の警備計画を慎重に立てていたそうだ。

 

集会には警官500人が動員され、演説場所と抗議グループの間にバリケードを設置し、車の突入を阻止し、大型トラックを公園沿いに停車させたそうだ。

 

また公園で行われた右翼系の集会では、彼らと反対派の衝突を避けるため、発言者は警察が設置した囲いの中で演説を行ったという。

 

それでも乱闘で33人が逮捕されたが、犠牲者などは出ておらず、抗議のデモ行進も整然と行われたとか。

Twitter/DCResisterBee

トランプ大統領の長女、イヴァンカさんはこのデモを賞賛し、ツイッターで「今日、偏見や人種差別、反ユダヤ主義を平和的に非難するためアメリカ中から集まった数千の人々の姿を見るのは、とても美しかった」とコメント。

さらにその後も「私たちはアメリカ人として協力し、一致団結し続けなければならない」とツイートした。

大統領のコメントを止められなかった

 

そもそもトランプ大統領はバージニア州で起きた白人至上主義者による殺人事件で、一旦はKKKやネオ・ナチ、オルタナ右翼などを批判。

 

しかし翌日には反対集会を開いていた人々を「オルタナ左翼」と呼び、「彼らの中にも行き過ぎた行動があった。双方に責任があった」とコメントし、現在も多方面から非難を浴びている。

 

一方、イヴァンカさんや夫のクシュナー大統領補佐官はユダヤ教徒で、ネオ・ナチなどの標的にされているにもかかわらず、トランプ大統領にあのようなコメントを許したとして、やはり非難されてきたという。

 

また今回の集会はトランプ大統領を非難するものでもあったが、彼自身も19日にツイッターで「偏見と憎悪に抗議するボストンのデモ参加者を称賛したい」と投稿。「われわれの国は間もなく一つになる」とコメントしている。(了)

 

 

出典元:METRO:Ivanka Trump praises America’s ‘beautiful’ anti-fascist protesters(8/20)

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