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サグラダ・ファミリア、着工から137年ぶりに正式な建築許可が下りる

サグラダ・ファミリア、着工から137年ぶりに正式な建築許可が下りる
flickr_kate fisher

スペインにある有名な建築物、サグラダ・ファミリアに、今まで建築許可が下りていなかったのをご存じだろうか。そして今回、初めて正式な建築許可が認められた。

 

バルセロナ市議会が建設許可を承認

 

サグラダ・ファミリア(聖家族教会)はスペインのバルセロナにあり、カタロニアの建築家、アントニー(アントニオ)・ガウディの作品だ。

 

1882年に着工されたが、現在も建設が進められ、いまだに完成していない。しかも着工時の建築許可が更新されず失効していたことから、130年以上にわたって違法建築状態が続いてきたという。

 

しかし6月6日(日本時間6月7日)、バルセロナ市議会は建設許可を承認。サグラダ・ファミリア教会の工事を担う委員会「Junta Constructora de la Sagrada Família 」が460万ユーロ(約5億6400万円)を支払うことで、引き続き建設を続ける許可を与えたそうだ。

 

Sagrada Família

市議会と教会側が作業を進める

 

サグラダ・ファミリアが発表したリリースによれば、建築許可の正常化はバルセロナ市議会とサグラダ・ファミリア側との協力のもと実現したという。

 

両者は過去2年に渡り、緊密に連携し、作業を進めてきたそうだ。

 

昨年10月には両者は、建築許可を正常化するための合意文書に署名。さらに教会側が周辺の都市化や交通整備、メンテナンスに対し、財政的に貢献することにも合意したそうだ。

 

なぜ建築許可が下りていなかったのか

 

また朝日新聞が地元紙バングアルディア紙の話として伝えた内容によれば、建築家アントニオ・ガウディは1885年に地元自治体に教会の建築許可を得たが、その後自治体がバルセロナ市に吸収合併され、必要な更新がされていなかったという。

 

そこで昨年10月に、教会が3600万ユーロ(約47億円)の「解決金」をバルセロナ市に支払うことで合意。市は工事を「合法化」したそうだ。また支払われたお金は、周辺の混雑を緩和するための交通網整備にあてることになったとか。

 

そして今回、初めてプロセスが完了し、着工から137年後に、初めて正式な建築許可が下りることになったという。

 

サグラダ・ファミリアの建設資金は寄付金と入場料のみで賄われており、完成はガウディの没後100年に当たる2026年の予定とされている。(了)

 

※下の動画では2026年に完成する姿がCGで表現されている。

 

 

出典元:Sagrada Família:Sagrada Família construction licence approved(6/7)

出典元:朝日新聞:サグラダ・ファミリアは「違法建築」 解決金47億円(2018/10/23)

出典元:AFP:137年前に工事始まったサグラダ・ファミリアにようやく建築許可(6/8)

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