Twitter/Laura Martínez ®

ドミニカ共和国のメジャーな新聞社が、誤ってトランプ大統領のモノマネをする米俳優の写真を記事に掲載してしまい話題となっている。

●アレック・ボールドウィンさんの写真を使用

その新聞とは「El Nacional」。米メディアのNBCによれば「El Nacional」は、イスラエルの入植地拡大を巡る記事の中で、トランプ大統領とネタニヤフ首相の写真を並べて掲載する予定だったという。

しかし実際、トランプ大統領の枠には、アメリカの人気番組「Saturday Night Live」の中でずっと彼のモノマネをしてきた米俳優、アレック・ボールドウィンさんの写真を使用。

それを見た読者の指摘によって写真の間違いが発覚。非常に珍しい出来事だとして、その後世界中のメディアにも紹介されてしまった。

El Nacional publicó el viernes como de Donald Trump una fotografía del actor Alec Baldwin… https://t.co/G9GVe97P13 pic.twitter.com/cJikHcUcde

— ElNacional (@ElNacional_RD) 2017年2月11日

Truth be told, Baldwin looks like El Trompo more than El Trompo himself https://t.co/tppWfXZl04 #ElNacional pic.twitter.com/V6VQOBKFSH

— Laura Martínez ® (@miblogestublog) 2017年2月11日

●新聞社は謝罪し、写真を撤回へ

新聞社はウェブサイトで、AP通信から送られてきたトランプ大統領の写真と混同してしまったと釈明。編集の確認作業の間も、19面の間違いに気付かなかったと説明している。

そして先週の土曜日には、読者や関係者へ謝罪の声明を発表。日曜日の新聞に、写真を取り違えた経緯の説明と、撤回する内容を掲載したそうだ。

You guys… I can’t even… @AlecBaldwin @nbcsnl #oops #ElNacional #trump #alternatefacts pic.twitter.com/iK8df70wEv

— Lisa Permar (@lisa_permar) 2017年2月10日

●方向転換を示唆する重要な内容

そもそもこの記事はトランプ大統領が、イスラエルのパレスチナにおける入植地拡大について「平和という目標達成の助けにならない」と反対の姿勢を示したものだったとか。

これは選挙前からイスラエル寄りの発言をしてきたトランプ大統領が、方向転換を示唆する重要な内容だったという。

またアレック・ボールドウィンさんは、これまでにも「Saturday Night Live」の中で、話題の人物のモノマネをしており、最近はトランプ大統領と同じようなカツラを付けて演じ、人気を博してきたそうだ。

出展元：NBC NEWS：Newspaper Mistakenly Runs Picture of Alec Baldwin on ‘SNL’ Instead of Trump(2/11)