米国防省がUFOの極秘調査を実際に行っていた?米メディアが報じる
先日、アメリカの国防省が未確認飛行物体などの目撃情報について調査を行っていたとして、多くのメディアが報じた。
UFOの目撃情報を調査するプログラム
NYpostによれば、その調査プログラムは「Advanced Aviation Threat Identification Program(航空宇宙関連の脅威の識別プログラム)」と呼ばれ、軍や民間航空機のパイロットによって推進装置なしに移動する物体が目撃された事例を調査するものだったという。
実際に今年の8月に公開された2004年の映像には、旅客機ほどの大きさの白い楕円形の物体が写っており、サンディエゴ沖で海軍の2機の戦闘機が追跡する様子が記録されていたそうだ。
The program began in 2007 and was largely funded at the request of Harry Reid, who has had a longtime interest in space phenomena https://t.co/6KJCGZeBXa pic.twitter.com/uyurXxNnUo
— The New York Times (@nytimes) December 16, 2017
もっともこのプログラムは公式には5年前に終了しており、当時調査に関わった人は国防省の他の部署に異動になったが、その後も非公式に、不可解な飛行物体に関し調査を行っていたとされている。
証拠が見つかったかは明らかにされず
今回、メディアが入手したとされる機密文書には、地球外からエイリアンが実際にアメリカに着陸、もしくは上空を飛行したという証拠が発見されたかについて明らかにされていない。
しかしニューヨーク・タイムズによれば「未確認の空中現象」から回収された合金やその他の物質は、ラスベガスのエリアにある建物の中に保管されているという。
また研究者もUFOと遭遇して肉体的に影響を受けたと主張する人々を調査したが、そのうち何人が接近遭遇によって異常や傷を負ったかも公開されていないそうだ。
The Pentagon has acknowledged a secret program to investigate UFOs. It began in 2007 as a pet project of Harry Reid. https://t.co/eRvbBamKgz pic.twitter.com/rhPyQDgtd7
— The New York Times (@nytimes) December 17, 2017
プログラムの予算は約25億円
この調査プログラムは、ネバダ州の民主党員で前上院議員のHarry Reid氏の発案で立ち上げられたという。
またハワイ選出の民主党、Daniel Inouye上院議員やアラスカ選出の共和党員、Ted Stevens上院議員もReid氏に協力していたとされ、これまでに使われた予算は少なくとも2200万ドル(約25億円)に及ぶとみられている。
その多くはReid氏の友人である、Robert Bigelow氏が経営する航空宇宙研究の会社に渡っていたそうだ。
当のBigelow氏は現在、NASAとともに人間が使用する宇宙船の開発に取り組んでおり、宇宙人が現実に存在していると信じているとか。
実際、Bigelow氏は昨年5月に放映されたTVのインタビューにおいて、エイリアンについて尋ねられ「私は存在しているとはっきりと確信している」と答えているという。
これまでもUFOの目撃情報は多く存在しているが、果たして本当に宇宙人が存在しているのか、興味は尽きない。(了)
出典元:NYpost:Pentagon’s UFO program revealed(12/16)