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イスラエル軍が24日から戦闘停止、「ハマス」はタイ人の人質を無条件に解放

イスラエル軍が24日から戦闘停止、「ハマス」はタイ人の人質を無条件に解放
X_@michmanrybkin

イスラエル軍が24日からガザ地区での戦闘を一時停止することになり、人質の交換が進められていく予定となっている。

 

24日の午前7時から戦闘停止

 

カタール外務省によれば、ガザ地区では11月24日の午前7時(現地時間)から、イスラエル軍の戦闘が一時停止されるという。

 

当初は23日から休戦が行われると報じられたが、予定が24日にずれ込み、今後「ハマス」に捕らえられた50人の人質と、イスラエルの刑務所で拘束されている150人のパレスチナ人が解放される見通しとなっている。

 

また「ハマス」側は、ガザ地区で拘束されているタイ人の人質、23人を無条件で解放すると約束したそうだ。

 

これは「ハマス」とイラン政府とが話し合った結果の措置とされ、タイ政府は以前から自国民の解放のために、イラン政府と協議を続けてきたという。

 

イスラエル軍が学校へ空爆、27人が死亡

 

しかしガザ地区では23日もイスラエル軍の攻撃が続けられ、北部のジャバリア難民キャンプにある、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の学校への空爆が行われたという。

 

これにより、少なくとも27人のパレスチナ人が死亡、93人が負傷したそうだ。

 

またガザ地区北部にあるアル・シファ病院の院長が、イスラエル国防軍によって逮捕されたとの情報も流れている。

 

アル・シファ病院の院長であるモハマド・アブ・サルミヤ氏と他の医療従事者は、世界保健機関(WHO)の車に乗って避難していたが、その際イスラエル軍の隊員により拘束されたという。

 

その後、アブ・サルミヤ氏は更なる取り調べのために、イスラエルの治安機関へ移送されたそうだ。

 

スペイン首相「耐え難い」

 

スペインのペドロ・サンチェス首相は23日、訪問先のイスラエルで、ネタニヤフ首相と会談を行い、ガザ地区への攻撃を再考するよう促したという。

 

その際、サンチェス首相は、「パレスチナ人の死者数は、本当に耐え難いものであり、先月のハマスのテロ攻撃への対応として、数千人の子供を含む、無実の市民の死を受け入れることはできない」と述べたそうだ。

 

また同首相は、「これまで以上に真剣、かつ信頼できる和平を取り戻す必要がある。政治的解決がなければ、終わりのない暴力の連鎖に陥る」とし、紛争解決に向けた早期の国際和平会議の開催を提案した。

 

一方、イスラエルのギャラント国防大臣は、「短期間の戦闘停止が終われば、少なくともあと2カ月間、激しい戦いを続けることになる」との見通しを示したという。(了)

 

出典元:The Guardian:Israel-Hamas war live: Israel vows to continue ‘intense’ fighting after ceasefire; Hamas reportedly to release 23 Thai hostages(11/23)

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