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3回目の人質交換、「ハマス」が17人を解放、イスラエルも39人を釈放

3回目の人質交換、「ハマス」が17人を解放、イスラエルも39人を釈放
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11月26日、3回目の人質交換が行われ、ガザ地区の「ハマス」は17人を解放し、イスラエルの刑務所からも39人のパレスチナ人が釈放された。

 

3人のタイ人、1人のロシア人も解放

 

イスラエル軍は26日、「ハマス」に捕らえられていた17人の人質が解放されたことを確認したという。

 

17人のうち13人がイスラエル人で、3人がタイ人、1人がロシア人とされている。すでに13人のイスラエル人のうち12人が、イスラエル軍に引き渡され。残り1人は直接、イスラエルの病院へ搬送されたそうだ。

 

解放された13人のイスラエル人のうち、6人が女性、7人が子供と十代の若者だったとされている。

 

ヨルダン川西岸へ戻り、家族と再会

 

一方、イスラエル側も、17人の人質が解放されたことを受け、国内の刑務所から39人のパレスチナ人を釈放したという。

 

釈放されたパレスチナ人は赤十字のバスに乗せられ、ヨルダン川西岸地区の町、ラマラに到着。人々が歓迎してバスを取り囲んだそうだ。

 

その後、釈放された人々は、家族や親族と再会を果たしたと言われている。

 

すでに2回目の人質交換は25日の夜に行われており、イスラエル人13人とタイ人4人が解放され、39人のパレスチナ人も釈放されている。

 

「ハマス」側は休戦の延長を求める

 

「ハマス」側は26日、今後もパレスチナ人の釈放へ向けて真剣な努力が行われる場合、イスラエルとの4日間の休戦の延長を求めると発表した。

 

イスラエル側もこの休戦延長について議論しており、1日休戦するごとに「ハマス」側が、人質を10人解放するという条件を検討しているそうだ。

 

 

ただイスラエルのネタニヤフ首相は、アメリカのバイデン大統領との電話会談において、「(4日間の)休戦終了後、イスラエル軍はガザ地区での軍事作戦を全力で再開する」と述べたという。

 

ガザ地区やヨルダン川西岸で犠牲者

 

26日にはアメリカのニューヨーク市で、ガザ地区での「永続的な停戦」を求めるデモが行われた。

 

このデモには数百人のユダヤ人やニューヨーカーが参加し、旅行期間で込み合うマンハッタン橋を封鎖したそうだ。

 

 

ガザ地区ではイスラエル軍の空爆などは行われていないようだが、パレスチナ赤新月社の報告によると、26日にはガザ中心部のマガジ難民キャンプにいたパレスチナ人がイスラエル軍の標的となり、1人が死亡、1人が負傷したという。

 

またヨルダン川西岸地区のジェニン難民キャンプでも25日、イスラエル軍により5人のパレスチナ人が殺害され、21人が逮捕されたと言われている。さらに他の地域でも3人が殺害されたと報告されているそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Israel-Hamas war live: Israel releases Palestinians from prison after Hamas frees 17 hostages – officials(11/26)

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