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駐メキシコ英大使、大使館職員にふざけて銃を向け、クビになる

駐メキシコ英大使、大使館職員にふざけて銃を向け、クビになる
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メキシコに駐在するイギリス大使が、解雇された。理由はふざけて、大使館員にライフルを向けたからだ。

 

SNSにも映像が投稿されて発覚

 

その大使とは、ジョン・ベンジャミン氏(61)だ。

 

彼は先日、メキシコのドゥランゴ州とシナロア州を公式に訪問。その際、車内で、現地の大使館職員にアサルトライフルを向けたという。

 

この出来事は4月に起きたとされ、SNSにも映像が投稿されて発覚。その後、ベンジャミン大使はひっそりと解雇されたそうだ。

 

約40年にわたるキャリア

 

この銃は、恐らく大使に同行していた警備員のものとみられ、動画にも大使が面白がって、後部座席にいる大使館職員に、銃口を向ける様子が映っていた。

 

 

ベンジャミン氏は、約40年にわたるキャリアを持ち、チリやトルコ、ガーナ、インドネシア、アメリカで職務を歴任した後、2021年に駐メキシコ・イギリス大使に就任したという。

 

しかし現在、彼の名前はイギリス政府のウェブサイトからは消えているそうだ。

 

メキシコでは現在、組織犯罪グループが国内の領土と企業を支配しようと争っており、過去6年間で、毎年3万件以上の殺人事件が発生しているという。

 

また先週は選挙も行われたが、組織犯罪グループが自分たちに都合がいい人間を当選させようとし、30人以上の候補者が殺害され、数百人が選挙戦から離脱したそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:British ambassador to Mexico sacked after pointing gun at embassy employee(5/31)

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