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ISSで緊急事態が発生?宇宙飛行士の危機を知らせるメッセージが流出

ISSで緊急事態が発生?宇宙飛行士の危機を知らせるメッセージが流出
NASA International Space Station

先週、国際宇宙ステーション(ISS)にいる乗組員のメッセージが流出し、緊急事態になったとの憶測が広がった。

 

NASAの公式チャンネルに流れる

 

6月12日、ISSにいる宇宙飛行士から、危機に瀕していることを伝えるメッセージが、YouTubeチャンネルに流されたという。

 

その音声では、ISSの乗組員の声で「生存の可能性は、ごくわずかしかない」と述べられ、地上管制官と思われる人物が、乗組員に対し、その宇宙飛行士に宇宙服を着せるのを手伝い、脈拍をチェックし、酸素を供給するよう求めていたそうだ。

 

しかもこのメッセージは、NASAの公式チャンネル(ライブ)で放送されたため、さらに信憑性が増し、一時ISSが緊急事態に陥ったのではないかとの憶測が広がったという。

 

さらに音声を聞いた一部の人は、宇宙飛行士が「減圧症」に苦しんでいると信じたそうだ。

 

誤ってYouTubeで公開してしまう

 

しかしこの音声は、乗組員と地上チームが宇宙でのさまざまなシナリオに備えた訓練を行っていた時に、誤ってYouTubeに流されたものだったという。

 

宇宙飛行士たちは緊急事態に備えて、シミュレーションをしていただけで、実際に緊急事態に陥ってはいなかったそうだ。

 

 

民間企業の「SpaceX」も、「単なるテストだった」「ISSで緊急事態は発生していない」とソーシャルメディアに投稿している。

 

NASAによると、音声が放送された時、ISSにいた乗組員は眠っており、また翌13日に行われる船外活動の準備中だったという。(了)

 

出典元:BBC:Nasa astronaut distress message broadcast in error(6/13)

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