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まるで透明人間…全身が風景に溶け込む中国人アーティストがユニーク

まるで透明人間…全身が風景に溶け込む中国人アーティストがユニーク
Liu Bolin

以前、顔が背景に溶け込む女性をご紹介したが、今度は全身が透明人間のようになったアーティストがイタリアで作品を発表した。

 

ボディペインティングや写真を組み合わせる

 

そのアーティストとは、中国人のLiu Bolinさん。「見えない男」と呼ばれている彼の作品は、5月15日にイタリアのミラノで展示されたという。

 

今回の作品は「Hiding in Italy(イタリアで隠れて)」と呼ばれ、全身にボディペインティングを行い、イタリアのさまざまな風景に溶け込む様子を表現した。

 

Bolinさんの作品はパフォーマンスや写真、ボディペインティングなど、異なった現代アートを組み合わせたものとされている。

 

Liu Bolin

故郷の村が中国政府に破壊された

 

Bolinさんがこのボディペインティングを始めたきっかけは、中国政府によって故郷の村が破壊されたことだという。

 

その後、彼は村の近くで体にボディペインティングを行い、破壊された瓦礫に自身の姿を溶け込ませる写真を撮影したそうだ。

 

それらの一連の写真は「Hiding in the City」と呼ばれ、やがて注目を集め、村が破壊されているという認識も広がることに。

 

Facebook/Le MUR de St Etienne
Facebook/Liu Bolin
Facebook/Liu Bolin
Facebook/Liu Bolin

コロッセオやスカラ座歌劇場の前で撮影

 

彼によれば作品を作る目的は、人間と自然の関係、そして思想と政治権力との関係について考えるよう、人々を後押しすることだという。その上でBolinさんは今回のイタリアでの展示について、次のように述べている。

 

「当初、私は中国政府に抗議するため、これを行いました。中国ではさまざまな出来事が起きているからです。しかしイタリアでは、違った意味があります。イタリア人は長い文化遺産を持っているからです」

 

実際、Bolinさんは村の破壊行為を抗議する代わりに、イタリアではコロッセオの壁や、スカラ座歌劇場、ボルゲーゼ美術館にあるカラバッジオの作品などを背景に、自身を溶け込ませる作品を撮り続けてきた。

 

彼は作品を作る理由について「人間と人間が作ってきたものとの間の、潜在的な繋がりを見つけたいのです」と語っている。(了)

 

出典元:euronews:Watch: Spot the artist in Milan exhibition by the Invisible Man(5/15)

出典元:ELI KLEIN

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