イスラエル軍がガザ中部のヌセイラトを攻撃、16人以上のパレスチナ人を殺害
イスラエル軍は7月6日、ガザ地区中部のヌセイラトにある国連の学校を空爆した。
首のない遺体が搬送される
イスラエル軍は、ヌセイラト難民キャンプにある、国連パレスチナ難民事業機関(UNRWA)が運営する学校を空爆し、少なくとも16人のパレスチナ人が殺され、75人が負傷した。
負傷者の多くは子供たちで、付近にあるアル・アクサ病院には、首のない遺体も運ばれてきたと伝えられている。下は攻撃直後の動画。
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この学校にはイスラエル軍の侵攻以来、多くの人が避難し、身を寄せており、7000人が暮らしているという。
4人の人質のために、274人を殺害
イスラエル軍は、これまでもヌセイラト難民キャンプ内にある、17以上の学校、避難所、シェルターを爆撃してきたという。
今年の4月11日には、イスラエル軍がヌセイラト難民キャンプへの地上侵攻を開始し、2つのモスクや学校を攻撃。6月6日にも、やはり国連が運営する学校を攻撃し、40人以上のパレスチナ人が殺害された。
また6月8日には、イスラエル軍が4人の人質を解放するために、少なくとも274人のパレスチナ人を殺害している。
ガザ地区北部や南部へも攻撃
イスラエル軍は7月6日、ガザ地区北部のジャバリア難民キャンプへも空爆を行い、身元不明の死傷者が出ているという。まだ詳細は明らかになっていない。
またガザ地区南部のラファでも、頻繁に攻撃が行われており、西部地区の上空には、空爆による煙が上がっているのが確認されている。
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ガザ地区の保健当局によれば、7月6日には過去24時間で29人のパレスチナ人が死亡したという。
また殺された人の中には、5人のパレスチナ人ジャーナリストが含まれていた、とも報じられている。(了)
出典元:Al Jazeera:Israel war on Gaza live: 16 killed in Israeli attack on UNRWA-run school(7/6)