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アルゼンチンのサッカー選手、フランス人選手に対する差別的な歌を歌う

アルゼンチンのサッカー選手、フランス人選手に対する差別的な歌を歌う
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先日、アルゼンチンのサッカー選手が、差別的な歌を歌い、動画を配信したとして、大きな問題となっている。

 

「彼らは全員アンゴラ出身だ」

 

その選手とは、アルゼンチンの代表で、イングランドのサッカーチーム「チェルシー」に所属しているエンソ・フェルナンデス選手(23)だ。

 

アルゼンチン代表チームは7月13日、南米サッカー選手権「コパ・アメリカ」の決勝戦で、コロンビアと対戦し、「1-0」で勝利し優勝を果たした。

 

その後、アルゼンチンの代表チームはバス内で優勝を祝ったが、その際フェルナンデス選手を含む他の選手は、フランス人選手を差別する、次のような歌詞を歌ったという。

 

「聞いてくれ!言葉を広めてくれ!彼らはフランスでプレーをしているが、全員アンゴラ出身だ。彼らはうまくやっており、トランスジェンダーの人と寝るのが好きだ。母親はナイジェリア人で、父親はカメルーン人だが、パスポートにはフランス人と書かれている」

 

フェルナンデス選手は謝罪

 

「トランスジェンダーの人と寝るのが好き」というのは、フランス代表のキリアン・エムバペ選手と、トランスジェンダーモデルのイネス・ラウさんの交際報道を指摘したと考えられている。

 

そしてフェルナンデス選手は当時、この動画をインスタグラムでライブ配信しており、その後差別的だとして大きな問題となった。

 

フェルナンデス選手は後日、インスタグラムに謝罪のメッセージを投稿。「代表チームの祝賀会中に、私のインスタグラム・チャンネルに投稿した動画について心からお詫び申し上げます。この歌には非常に不快な言葉が含まれており、これらの言葉にはまったく言い訳の余地はありません」と述べたという。

 

チームは内部調査を開始

 

フェルナンデス選手が所属する「チェルシー」も7月17日、次のように声明を発表した。

 

「チェルシー・フットボール・クラブは、あらゆる形態の差別的行為を全く容認しません。私たちは、あらゆる文化、コミュニティ、アイデンティティを持つ人々が歓迎される、多様性のある包括的なクラブであることを誇りに思っています。私たちは選手の公の謝罪を認め、感謝しており、これを啓蒙の機会として活用します。クラブは、エンソ・フェルナンデス選手に対して、内部懲戒手続きを開始しました」

 

フランスサッカー連盟も、アルゼンチン選手による「人種差別的な発言」について、FIFAに苦情を申し立てると宣言している。(了)

 

出典元:METRO:Chelsea respond to video of Enzo Fernandez singing racist song(7/17)

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