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イーロン・マスク氏が自らのSNSでポリシー違反?ハリス副大統領の偽動画を拡散させる

イーロン・マスク氏が自らのSNSでポリシー違反?ハリス副大統領の偽動画を拡散させる
X_Elon Musk

アメリカ人起業家のイーロン・マスク氏が、自らのSNS「X」で偽動画を拡散させたとして、非難を浴びている。

 

カマラ・ハリス副大統領の偽動画

 

その動画は「@MrReaganUSA」のアカウントによって「X」に投稿されたもので、カマラ・ハリス副大統領の偽の声が付けられ、映像も加工されていたという。

 

動画では偽のハリス副大統領が、「私は究極の多様性を採用する者として(大統領候補に)選ばれた」と語り、彼女を批判する者は「性差別主義者で、人種差別主義者でもある」と主張していたそうだ。

 

「X」のオーナーであるマスク氏は7月26日、この動画を偽のものと知りながら、リポスト。その結果、動画はマスク氏のアカウントで1億2800万回以上も視聴されたという。

 

X_Elon Musk

 

ポリシー違反だと指摘される

 

このリポストに対して、カマラ・ハリス氏の選挙陣営は、「X」のオーナーであるイーロン・マスク氏が、副大統領を起用した偽動画を自身のアカウントに投稿し、「操作された嘘」を広めていると非難した。

 

また民主党上院議員のエイミー・クロブシャー氏も、マスク氏が自身のSNSのポリシーに違反していると非難。

 

実際に「X」のポリシーによると、ユーザーは「人々を欺いたり混乱させたり、危害をもたらす可能性のある合成または操作された、文脈から外れたメディアをシェアすることを禁じられている」という。

 

もっともポリシーでは「メディアの信憑性について重大な混乱を引き起こさない限り、風刺は許容されている」とも書かれているが、マスク氏は、投稿時にこの動画をパロディ(風刺)として「フラグ」付けしていなかったという。

 

マスク氏は、すでにアメリカ大統領選において、トランプ氏への支持を表明しており、献金を行うことも明らかにしている。(了)

 

出典元:The Guardian:Elon Musk accused of spreading lies over doctored Kamala Harris video(7/29)

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