イスラエル軍がパレスチナ人の墓を荒らす、ガザ地区にある大学も爆破

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イスラエル軍はガザ地区南部に砲撃や空爆を加え、またパレスチナ人の墓を荒らしていることが明らかになった。

南部では1時間にもわたり空爆

パレスチナの通信社「Wafa」によれば、イスラエル軍は1月18日にもガザ地区の各地で攻撃を行い、多数の犠牲者が出ているという。

ガザ市西部では、住宅の建物に対するイスラエル軍の砲撃で少なくとも2人のパレスチナ人が死亡。また多くの避難民が身を寄せているガザ市、Tal al-Hawa地区にある学校も、イスラエル軍によって包囲されたそうだ。

南部のハンユニスでは、イスラエルによる攻撃の後、4人のパレスチナ人の遺体が「ヨーロッパ病院」に運ばれた。

アルジャジーラの特派員によれば、イスラエル軍は南部の都市、ラファに対しても1時間にわたり空爆を行い、多数の住宅が被害を受けたという。

ハンユニスでも絶え間なく空爆が続けられ、ラファでのイスラエル軍の襲撃や攻撃も、着実に増加しているそうだ。

そんな中、ガザ地区では全面的に通信が停止状態になっており、すでに7日目に入ったとされている。

⚠ Update: Network data show the #Gaza Strip has now entered the seventh day of a near-total telecoms blackout, with the incident passing the 144 hour mark; the disruption is the ninth and longest sustained telecoms outage since the onset of the present conflict with Israel 📉 pic.twitter.com/VrGMYgxsVB

— NetBlocks (@netblocks) January 18, 2024

墓を荒らし、大学を爆破、所蔵品を盗む

以前、SNSで公開された映像には、イスラエル軍がガザ地区南部のハンユニスで、パレスチナ人の墓を荒らした後の様子が映っていた。

🚨The IOF destroyed a number of cemeteries, west of Khan Younis in southern #Gaza.
The forces desecrated the graves, stole the bodies, and transferred them to an unknown location.#Isreal_Is_A_Terrorist_organisation #expelUSfromUN pic.twitter.com/AiRYZMUAZk

— Holistic (@Holistic873862) January 17, 2024

イスラエル軍はブルドーザーを使って墓を掘り起こし、その後複数の遺体が行方不明になったという。

この件について問われたイスラエル軍は声明を出し、墓地での活動を認めた。ただしその目的については「人質の遺体捜索のために行われた」と釈明している。

またイスラエル軍は、ガザ地区にある「Israa大学」の建物まで破壊しており、ヨルダン川西岸地区にある最高学府の1つである「Birzeit大学」が非難した。破壊される様子は、SNSにも投稿されている。

Birzeit University condemns the brutal assault and bombing of @Al-Israa University campus by the Israeli occupation south of #Gaza city, this occurred after seventy days of the occupation occupying the campus; turning it into their base, and military barracks for their forces pic.twitter.com/vot9s1z3tz

— Birzeit University (@BirzeitU) January 18, 2024

「Birzeit大学」によれば、イスラエル軍は「Israa大学」にある国立博物館から、3000点以上の貴重な所蔵品も盗んだという。