【パリ五輪】イスラエルのサッカーチームにブーイング、「ハイル・ヒトラー」と連呼
パリ・オリンピックの男子サッカーの試合で先日、イスラエル対パラグアイが対戦したが、その際激しいブーイングが起きたという。
「ジェノサイド・オリンピック」の横断幕も
パリ・オリンピックでは7月27日、サッカー男子の1次リーグ第2戦が各地で行われ、イスラエルとパラグアイが対戦した。
しかしスタジアムには親パレスチナのサポーターも現れ、試合開始前のイスラエルの国家斉唱の時には、激しいブーイングが起きたという。
またその際、親パレスチナのサポーターは、パレスチナの旗を振り、一斉に「ハイル・ヒトラー」と叫びながら、片手を上げるジェスチャーを繰り返したそうだ。
L’hymne israélien a de nouveau été hué au Parc des Princes lors du match contre le Paraguay !#Israel #Olympics2024 #Paris2024 #jeuxolympiqueparis2024 #Paris pic.twitter.com/x5oiCqR1RD
— Alexis🇨🇵🇵🇸 (@_Citoyen_Alexis) July 27, 2024
さらに「ジェノサイド・オリンピック」と書かれた大きな横断幕を掲げているサポーターもおり、その後警備員によってスタジアムから連れ出されたという。
イスラエル選手団の出場停止を訴える
ガザ地区への攻撃を続け、多くのパレスチナ人を殺害していることから、親パレスチナの団体などは、国際オリンピック委員会に対して、イスラエル選手団の出場をやめさせるよう訴えてきた。
パレスチナサッカー協会も、今年のオリンピックからイスラエルを締め出すよう国際オリンピック委員会に要請していたそうだ。
しかし国際オリンピック委員会のバッハ会長は7月6日、イスラエル選手団の出場を容認する考えを示した。
一方で、ウクライナへの侵略を続けるロシアや、それに協力的なベラルーシの選手は、個人資格としてのみ出場を許可され、国を代表する形での出場は認められていない。
このことから、イスラエルの新体操の選手や、水泳選手などには、ミュンヘン・オリンピックでの惨事を思わせる、脅迫が届けられたという。
ただサッカーに関しては7月30日に、イスラエルは日本に負けたため、一次予選敗退という結果となった。(了)
出典元:MailOnline:Shocking moment pro-Palestine yobs scream ‘Heil Hitler’ and make Nazi salutes during Israel’s Olympic football match(7/30)