金メダルを獲得したイタリア人選手が選手村に不満、外で昼寝をする
水泳で金メダルを獲得したイタリア人選手が、パリ・オリンピックの選手村を批判した。
決勝に進めずに不満を漏らす
その選手とはイタリア代表のThomas Ceccon選手(23)だ。彼は先日、100メートル背泳ぎ決勝で金メダルを獲得したのだが、7月31日の200メートル背泳ぎ決勝に進むことができなかったという。
そして予選が終わった後、Ceccon選手は「選手村で眠れずにいたため、あまりにも疲れすぎて、レースができなかった」とし、次のように語った。
「選手村にはエアコンがない。暑いし、食べ物もまずい。多くのアスリートが、この理由で(選手村から別の場所へ)移ります。おそらく誰もが知らない現実です。決勝に進めなかったのは残念ですが、疲れすぎていました。夜も昼も眠れません。通常、家にいる時は、いつも午後に昼寝します。ここでは暑さと騒音で、本当に苦労しています」
その後、Ceccon選手が選手村の敷地内で、白いタオルを敷いて昼寝をしているのが目撃され、サウジアラビアのボート選手、Husein Alirezaさんが、その動画をインスタグラムに投稿した。それがこちら。
この投稿をInstagramで見る
他の選手も選手村に不満
実は、オリンピック選手村に不満を持っているのは、Ceccon選手だけではない。オーストラリアの競泳選手、Ariarne Titmus選手も「オリンピック村で生活することは、競技をすることを難しくさせた」と発言している。
またテニスのCoco Gauff選手も、チームメイトの一人が「窮屈な部屋」を理由に移転を選択したことを明かした。
特にエアコンがないことが、これから大きな問題になる可能性があり、現在のパリの気温は20度前後だが、今後は気温が30度半ばまで上昇すると考えられている。(了)
出典元:METRO:Gold medal winner sleeps in a park after moaning about conditions in the Olympic Village(8/4)