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ロシア領内を進軍するウクライナ軍、今までで最大の町を制圧、司令部も設置

ロシア領内を進軍するウクライナ軍、今までで最大の町を制圧、司令部も設置
X_Defense of Ukraine

ウクライナ政府は、自軍がロシア領内のクルスク州を進撃し、さらに多くの集落を掌握したと主張している。

 

人口約5000人の町を掌握

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は8月15日、ウクライナ軍がクルスク州にある80に及ぶ集落を制圧したと明らかにした。

 

また人口が約5000人のSudzhaの町を掌握したと主張。現在、その町にウクライナ軍の司令官事務所が設置されたという。

 

Sudzhaの町は、これまで制圧した町の中で最大とされ、ロシア産のガスをヨーロッパに送り出すインフラがあると言われている。

 

ウクライナのメディアが現地から中継

 

西側のメディアはこの主張について独自に検証できていないようだが、ウクライナのテレビ局は8月14日、Sudzhaから中継で放送し、町がウクライナ軍の支配下にあることが示唆された。

 

この地域の住民の大半はすでに避難しているようだが、一部の住民は戦闘から逃れるために地下室にこもっているという。

 

ロシア国防省は8月15日、自軍がウクライナ軍の侵攻の試みを撃退し続けており、クルスク州のクルペツ集落の支配権を回復したと主張した。

 

ただクルスク州のアレクセイ・スミルノフ州知事代行は、Sudzhaの北西45kmにあるGlushkovo地域の住民に避難を命じ、ウクライナ軍の前進が続くとの懸念を示したそうだ。

 

またSNSには、多くのロシア兵が投降する動画も投稿されている。

 

イギリスの戦車が使用されている

 

英メディアの「スカイニュース」は8月15日、イギリスからウクライナに贈られた戦車「チャレンジャー2」が、ロシア領内での実戦で使用されていると報じた。

 

イギリス国防省は、この件に関してコメントはしていないが、ロシア国内での作戦で、ウクライナに提供された戦車やその他の武器の使用は、許容されていると述べたという。

 

ウクライナ軍は、今回の越境攻撃の目的の1つは、ロシア軍による国内への攻撃を防ぐために、緩衝地帯を設けることだと主張している。(了)

 

出典元:The Guardian:Zelenskiy: Ukraine’s troops now in full control of Russian town of Sudzha(8/15)

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