イスラエル軍がヨルダン川西岸で無人機攻撃、6人のパレスチナ人が死亡
イスラエル軍はヨルダン川西岸地区でも、攻撃を続けており、パレスチナ人の犠牲者が増えている。
住宅を爆破、住民に避難を強制
イスラエル軍は9月5日、ヨルダン川西岸地区のトゥバスでドローン攻撃を行い、少なくとも6人のパレスチナ人が殺害された。
イスラエル軍もこの攻撃を認めており、自軍に脅威をもたらしたパレスチナの戦闘員を標的にしたと主張している。
またイスラエル軍はヨルダン川西岸地区北部にあるトゥルカレム難民キャンプも襲撃。住民の家に爆発物を仕掛け、爆破したという。
イスラエル軍はさらに多くの車両をキャンプ内に配備し、包囲。ブルドーザーで町の破壊を再開したそうだ。
Aftermath of an Israeli forces raid in Tulkarem, in the occupied West Bank, where bulldozers and military vehicles on the outskirts of the camp were met with resistance by Palestinians.
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— Al Jazeera English (@AJEnglish) September 5, 2024
さらにイスラエル軍はヨルダン川西岸にある、ジェニン難民キャンプのアル・ダマジ地区とジョラート・アル・ダハブ地区に住む、パレスチナ人の家族に自宅からの避難を強制した。
これによりパレスチナ人の6家族が、これらの地区から離れることを余儀なくされたという。すでにジェニンでは、数百人の住民が避難を余儀なくされている。
パレスチナ自治政府の保健当局は、イスラエル軍がヨルダン川西岸地区での大規模侵攻を開始した8月28日以来、少なくとも39人が死亡したと発表。少なくとも150人が負傷したという。
ガザ地区南部でワクチン接種を開始
一方、ガザ地区南部では9月5日、ポリオ・ワクチンの集団接種が開始され、多くの子供たちが接種を受けたという。
このワクチン接種は主に、南部のハンユニスで行われ、少なくとも50カ所の指定場所が準備されている。
この集団接種キャンペーンは、医療施設やインフラ、道路の破壊などで多くの課題に直面しているが、初日には多くの人々が接種を受けたそうだ。
ただイスラエル軍は、参加する医療チームが南部の一部の地域へ入ることを拒否していると言われている。
またガザ地区では、イスラエル軍の攻撃も続けられており、9月5日には、北部にあるカマル・アドワン病院近くで攻撃があり、少なくとも3人のパレスチナ人が死亡。子供を含めた数人が負傷した。
同じくガザ地区北部のレマル地区でも、アパートがイスラエル軍に攻撃され、少なくとも1人のパレスチナ人が殺害され、6人が負傷したという。
ガザ地区の保健当局は5日、過去24時間でパレスチナ人17人が死亡、56人が負傷したと発表。昨年10月以来、少なくとも4万878人のパレスチナ人が殺害され、9万4454人が負傷したと明らかにした。(了)
出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Polio vaccinators prevented from entry(9/5)