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ロンドンで親パレスチナの大規模なデモ、2万5000人が参加

ロンドンで親パレスチナの大規模なデモ、2万5000人が参加
X_Al Jazeera English

イギリスの首都・ロンドンでは9月7日、大規模な親パレスチナのデモが起き、多くの人々がガザ地区での停戦を訴えた。

 

「人々が目を覚ます時がきた」

 

ロンドンでは少なくとも2万5000人が親パレスチナのデモに参加し、ガザ地区での停戦を求め、イスラエル大使館前まで、平和的に行進したという。

 

このデモの最中、カウンター・デモも行われ、数名が逮捕され、またナチス・ドイツによるホロコーストを生き延びた人も、親パレスチナのデモに参加したそうだ。

 

デモに参加したStephen Kaposさんは、「彼ら(イスラエル政府)は直ちにやめるべきです、当然です。21世紀において、世界の目の前で大量虐殺が行われることは、非道な行為です。イスラエルの指導者たちは犯罪集団だと思います」と述べている。

 

また活動家のBernie McNameeさんも「潮目が変わりつつあるのが分かります。企業がアパルトヘイト体制への支持を、撤回し始めています。私たちはいつもそれを見ています。人々が目を覚まし、街頭に出てパレスチナ人を支援する時が来ました。1万7000人の子供たちが死亡し、瓦礫の下に何人いるのか、すら分かりません」と訴えた。

 

武器の全面禁輸を求める

 

イギリスのデビッド・ラミー外相は先日、イスラエルへの武器輸出許可350件のうち30件を即時停止すると発表したが、ロンドンでデモに参加した人々は、その対応は十分ではないと考えているという。

 

イギリス政府は1982年、マーガレット・サッチャー政権時に、イスラエルがレバノンとの戦争を開始した際、イスラエルに武器禁輸を科したが、今回はその規模に及んでいない。

 

このためデモ参加者は、イギリス政府の対応が不十分だとし、イスラエルに対して全ての武器輸出を禁止することを望んでいるそうだ。

 

テルアビブで50万人がデモに参加

 

イスラエルのテルアビブでも9月7日、反政府デモが行われ、少なくとも50万人が参加したという。また西エルサレムやハイファなど、イスラエル全土で、25万人がデモに参加したそうだ。

 

デモ参加者は、「ハマス」に囚われている人質の解放を求め、ネタニヤフ政権に対し、停戦交渉に臨むよう訴えている。

 

先日、ガザ地区で6人の人質の遺体が発見されたが、人質の家族らは、これはベンヤミン・ネタニヤフ首相のせいだ、と主張。「首相の手には血が付いている。停戦合意がまだ成立していない主な障害は、ネタニヤフ首相だ」と主張しているという。

 

ただし多くのイスラエル人は、ガザ地区での「大量虐殺」を必要とみなしており、ガザ地区における「ハマス」の問題への解決策を見いだせていない。

 

ガザ地区全域で31人が殺害される

 

一方、ガザ地区ではイスラエル軍の攻撃が続いており、7日には中部のヌセイラトにある難民キャンプが砲撃を受け、パレスチナ人の女性3人と子供2人が殺害された。

 

またガザ地区北部のガザ市にある学校「Amr Ibn al-Aas」スクールでも、イスラエル軍の空爆が行われ、少なくとも8人が死亡、20人が負傷したという。

 

ガザ地区南部でもイスラエル軍の攻撃が続けられ、9月7日には、ガザ地区全体で31人のパレスチナ人が殺害された。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: ‘Humanity must prevail,’ says UN official(9/7)

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