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イスラエル軍がシリア中西部をミサイル攻撃、18人が死亡

イスラエル軍がシリア中西部をミサイル攻撃、18人が死亡
X_Jinan Syria

イスラエル軍は9月8日、シリア中西部の町を攻撃し、数多くの人々が殺害された。

 

研究施設を狙った攻撃か?

 

イスラエル軍は9月8日の深夜、シリア中西部のハマ県にある町、Masyafへミサイル攻撃を行った。

 

この攻撃は軍事施設を狙ったものとされ、そこには化学兵器製造のための主要な軍事研究センターがあり、兵器製造に携わるイラン人の軍事専門家チームがいたとみられている。

 

しかしシリア側などは、その報道内容を否定し、標的はシリアの有力な研究施設だと主張している。

 

これにより18人が殺害され、37人が負傷。またこの攻撃で、町の水道や電力のインフラにも重大な被害が生じたという。

 

シリア外務省は、この攻撃を「露骨な侵略行為」だと非難。イラン外務省報道官も「犯罪的攻撃」だとして厳しく批判した。

 

ネタニヤフ政権は、ガザ地区やヨルダン川西岸地区のみならず、レバノン南部の「ヒズボラ」やシリアへの攻撃など、この地域での敵対行為を継続させ、エスカレーションさせようとしているとの見方もある。

 

ガザ地区全土で空爆、33人が死亡

 

世界食糧計画(WFP)によれば、ガザ地区では220万人のパレスチナ人が、依然として食糧と生活支援を「緊急に」必要としているという。

 

 

またイスラエル軍によって数多くの学校なども破壊されたため、新学期が始まったにもかかわらず、50万人以上の子供たちの学ぶ機会も失われている。

 

 

そんな中、9月9日には、イスラエル軍がガザ地区北部で、国連の支援物資を積んだトラックの一団を拘束した。イスラエル軍は、この拘束について、一団の中に「多数のパレスチナ人の容疑者がいるとの情報がある」と説明している。

 

国連側も、「国連職員と車両が関与した現在進行中の事件」だと認識しており、事実関係の解明に努めていると明らかにした。

 

9日にはガザ地区北部のガザ市西部で、イスラエル軍により集合住宅が砲撃され、女性2人と子供1人を含む5人のパレスチナ人が殺害された。

 

またイスラエル軍は9日にもガザ地区全土で空爆を行い、子供を含む少なくとも33人が死亡、さらに数十人が負傷したという。下の動画は、6歳のパレスチナ人の子供が、瓦礫の下から救出される様子。

 

 

ガザ地区の保健当局は9日、イスラエル軍の攻撃により昨年以来、少なくとも4万988人が死亡、9万4825人が負傷したと発表した。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: At least 20 killed as Israeli attacks intensify(9/9)

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