ウクライナ軍がロシア国内に大規模な無人機攻撃、140機以上を発射
ロシア国防省は9月10日、ウクライナ軍により国内へ大規模な無人機攻撃が行われたと明らかにした。
モスクワや8地域上空に飛来
ロシア国防省によれば、ウクライナ軍はモスクワなども含めた地域に対し、大規模な無人機攻撃を行ったが、ロシア軍は144機を撃墜したという。
無人機は10日の早朝に発射されたとみられ、ロシア国防省はモスクワ地域で20機の無人機を、他の8地域上空でさらに124機の無人機を撃墜したと主張している
モスクワ州では、3つの空港や住宅などが標的にされ、無人機の破片により少なくとも2棟の高層ビルが損傷し、複数のアパートが炎上したそうだ。
この攻撃により、46歳の女性が死亡、3人が負傷したという。SNSにも、高層マンションに無人機が激突し、爆発する動画が投稿されている。
This is the moment a drone attack hit a residential building near Moscow. Russian authorities say at least two high-rise apartments were damaged in a wave of overnight attacks by Ukraine on the area. pic.twitter.com/jsgKnzit2Y
— Al Jazeera English (@AJEnglish) September 10, 2024
過去最大規模の無人機攻撃
ウクライナと国境を接するロシア南西部ブリャンスク州にも、ウクライナ軍の無人機が飛来し、同州の知事は59機を撃墜したと述べている。
モスクワ南部のリペツク州でも、数機の無人機が撃墜されたそうだ。2つの州では、負傷者や重大な被害は報告されていない。
今回の無人機による攻撃は、過去最大規模とされ、ロシア外務省の報道官、マリア・ザハロワ氏は、ウクライナ政府がアメリカとイギリスの支援を受けた、「国際テロ集団」になったと非難したという。
出典元:METRO:Putin left shaken after Ukraine carries out aerial bombardment on Moscow(9/10)
出典元:Al Jazeera:Russia-Ukraine war updates: US says Iran sent ballistic missiles to Russia(9/10)