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イランが、イスラエルの軍事施設に多数の弾道ミサイルを発射

イランが、イスラエルの軍事施設に多数の弾道ミサイルを発射
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イラン軍は10月1日、イスラエルに向かって弾道ミサイルを発射し、軍事目標を攻撃した。

 

「ヒズボラ」や「ハマス」幹部殺害への報復

 

イランのイスラム革命防衛隊は声明を発表し、イスラエルの軍事目標に向けて、数十発のミサイルを発射したと明らかにした。

 

イスラム革命防衛隊によれば、この攻撃は、イスラエル軍が「ヒズボラ」の指導者、ハッサン・ナスララ師や、「ハマス」の最高幹部、イスマイル・ハニヤ氏などを殺害したことへの報復として行ったという。

 

またこのミサイル攻撃に対し、イスラエルが報復した場合、イラン側の対応は「より壊滅的で破滅的なもの」になるだろうと警告した。

 

イラン政府の高官は、この攻撃の命令は、イランの最高指導者、ハメネイ師によって下されたとし、現在、彼は安全な場所に移動していると語った。

 

イスラエル側はミサイルを迎撃

 

イスラエルのメディアは、イランからは200発のミサイルが飛来したと報じており、またイランの国営メディアは、発射されたミサイルの80%が、イスラエルにある攻撃目標に着弾したと伝えている。

 

しかしイスラエル軍は、数多くのミサイルを迎撃し、撃ち落したとし、中部と南部地域で記録された着弾はわずか「数発」に過ぎないと述べている。

 

今のところ犠牲者の報告もなく、イスラエルのテルアビブでは、破片により2人が軽いケガを負い、避難する途中で負傷した人もいたそうだ。

 

また現在、イスラエルの空域も再び解放されており、警報や避難指示も解除され、人々はシェルターから出ているという。

 

ただイスラエル軍の報道官は、今回のミサイル攻撃が「深刻であり、重大な結果がもたらされる」と発言。「防御と報復の準備は十分に整っている」とし、「適切な時期」に行うと強調した。

 

ネタニヤフ首相の目的とは?

 

今年の4月13日にイランが、イスラエルにミサイルを発射した時には、イラン政府がアメリカや西側諸国に事前通知をしていたとされるが、今回イスラエル側はアメリカから攻撃の1時間ほど前に、警告を受けていたという。

 

ある専門家は、イスラエルのネタニヤフ首相の目的は、イランを紛争に引きずり込み、イランにある6つの核施設への攻撃を行う口実を得ることだと主張している。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel war on Gaza, Lebanon live: Iran fires ballistic missiles at Israel(10/1)

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