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イスラエル軍がレバノンにある病院を空爆、「ヒズボラ」が資金を隠していると主張

イスラエル軍がレバノンにある病院を空爆、「ヒズボラ」が資金を隠していると主張
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イスラエル軍がレバノンにある病院に対して空爆を行い、犠牲者が出ている。

 

病院への空爆で4人が死亡

 

イスラエル軍は10月21日夜、レバノンの首都・ベイルート南部の町、Dahiyehにある「ラフィク・ハリリ大学病院」付近に空爆を行った。

 

この攻撃により病院の入口付近で爆発が起き、建物も大きく損傷。少なくとも4人が死亡し、24人が負傷したという。

 

「ラフィク・ハリリ大学病院」はレバノン最大の公立病院で、イスラエル軍の攻撃により負傷した患者を他の病院から受け入れ、治療に当たってきたそうだ。

 

またイスラエル軍は、ベイルート南部郊外にある「サヘル総合病院(Sahel General Hospital)」の地下壕に、5億ドル(約750億円)に及ぶ「ヒズボラ」の資金が隠されていると主張。このため病院では、スタッフや患者などの避難が行われたという。

 

しかし「サヘル総合病院」側は、地下壕があるとするイスラエル軍の主張を否定。この疑惑を晴らすため、レバノン軍に訪問し、査察するよう求めたそうだ。

 

一方、イスラエルの都市、テル・アビブ近郊でも21日、爆発が発生。その後、シーア派組織「ヒズボラ」は、イスラエル軍の諜報部隊の基地を標的にし、ロケット弾を発射したと明らかにした。

 

またイスラエル軍は、シリアの首都・ダマスカスも攻撃。イランからの武器移送を担当していた「ヒズボラ」の司令官を殺害したと主張している。

 

ガザ地区北部への支援物資搬入を認めず

 

ガザ地区北部では、イスラエル軍が包囲を続け、避難所になっている学校や病院などを直接標的にし、攻撃を加えている。

 

インドネシア病院の医師らによると、イスラエル軍が学校を襲撃し、男性らを拘束した後、建物に放火したという。火災は病院の発電機に到達し、停電を引き起こしたそうだ。

 

 

またガザ地区の野戦病院の責任者は、イスラエル軍がガザ北部に残る3つの医療施設を標的にしていると主張。さらにガザ地区北部へ、医薬品などの搬入も認めてないと述べている。

 

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリーニ事務局長も、「イスラエル当局が、包囲下にある人々に医薬品や食料などの重要物資を北部に届けるという、人道的任務を拒否し続けている」と非難した。

 

国連も、パレスチナ人の救出を支援するため、ガザ地区北部のジャバリア難民キャンプへ入れるよう要請を行ったが、イスラエル側が4回も拒否したとし、非難している。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel launches new strikes on Beirut; Hezbollah attacks army base(10/21)

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