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【動画】昆虫の攻撃力を体感するYouTuber。来日してスズメバチに刺され、痛みを解説

【動画】昆虫の攻撃力を体感するYouTuber。来日してスズメバチに刺され、痛みを解説
YouTube/Brave Wilderness

若葉の季節が始まるころに動き出すのが、日本最強の昆虫・オオスズメバチだ。実はオオスズメバチは日本だけではなく、Muder Honets(殺人ハチ)というニックネームで世界から恐れられている。

 

そんなオオスズメバチに刺されるために、わざわざ日本にやってきたYouTuberがいた。

 

鳥取でオオスズメバチに刺されるYouTuber

 

そのYouTuberはコヨーテ・ピーターソン。登録者数2060万人のBrave Wildernessを運営している男性だ。チャンネル名から想像できるように、大自然をテーマに動画を制作しているが、その中でも人気のシリーズが、様々な昆虫に「刺されてみた」「噛まれてみた」だ。

 

そんな彼が目を付けたのが、オオスズメバチだ。動画ではJapanese Giant Honetと呼ばれているが、Asian Giant Honetとも呼ばれている。

 

オオスズメバチを捕獲し、観察し、刺されてみたというこの動画は4年前のものだが、オオスズメバチのシーズン前にぜひ復習しておきたいもの。

 

動画内では、「オオスズメバチは6ミリ以上の針を持ち、毒には神経毒であるマンダラトキシンが含まれている」「1度刺されただけでは命にかかわることは少ないが、複数回刺されることでアナフィラキシーショックを起こし、死に至ることがある」と解説されている。しかし、なぜ刺されなきゃいけないのかは解説されていない。

 

刺された結果は

 

実際に刺された結果を見るまえに、動画内で提示された注意事項を見ておこう。

 

Brave Wilderness/YouTube

 

警告

けしてマネしないこと。死ぬ可能性があります

 

また、「毒に対する反応は、人によって異なる」という説明も動画内でされている。アナフィラキシーを起こした場合に備えて、エピネフリンを用意した状態で実験開始だ。(実際に刺されるのは11分25秒頃)

 

 

刺された直後からうめき声をあげて座り込むコヨーテ氏。刺された瞬間からめまいを感じ、すぐに焼けつくような痛みを感じたそうだ。腕が動かないという症状が出て、「タランチュラホーク(オオベッコウバチ)に噛まれた時と同じだ」と解説している。

 

タランチュラホークは、タランチュラを一撃で失神されることで知られているハチだ。痛みはオオスズメバチの方が、タランチュラホークよりもはるかに痛いという。

 

45秒ほどで刺された箇所の周りが腫れはじめ、それはどんどん広がっていく。近くに手を触れると、鋭い痛みに襲われるとのこと。腕が動かないという症状は、この頃には消えたようだ。

 

その後、経過を24時間観察したところ、刺された左手の腫れはどんどん広くなり、右手の2倍近くにまで腫れあがった。

 

毒針が長く腕に残ることではブレットアント(サシハリアリ)に似ているが、痛みははるかに超えているという。

 

昆虫に刺された痛みの指標を1から4に分類したシュミット指標では、オオスズメバチは2にランクされているが、コヨーテ氏は「最も痛いと考える」として4と評価した。

 

これからの季節、山に入る人が注意したいオオスズメバチ。この動画を見て、余計に刺されないように気を付けたくなった人も多いだろう。花の香りがするものは身につけない、黒い服は避けるなどの刺されないための対策を十分にした上で、念のためにポイズンリムーバーを持っておくと安心だ。(了)

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