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イスラエル軍の包囲により、ガザ北部では10万人が水や食料のない状態に

イスラエル軍の包囲により、ガザ北部では10万人が水や食料のない状態に
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ガザ地区北部ではイスラエル軍により、支援物資の搬入が阻止され、数多くの人々が飢えに苦しんでいる。

 

医療システムや民間救助も機能不全

 

ガザ地区の民間防衛隊によれば、ここ数週間にわたるイスラエル軍の包囲により、ガザ地区北部では10万人が水や食料、薬のない状態に追い込まれているという。

 

しかもイスラエル軍は、継続的に北部の住宅を標的に空爆を続けており、この地域の医療システムや民間救助まで機能不全に陥っているそうだ。

 

実際にイスラエル軍は、この地域での救助活動を認めておらず、犠牲になった人々の遺体の回収すら、させていないという。

 

ガザ地区全域に空爆

 

またイスラエル軍は11月3日も、ガザ地区全域に攻撃を加えており、北部のジャバリア難民キャンプでは空爆により、少なくとも4人のパレスチナ人が死亡、数十人が負傷した。

 

ガザ地区中部や南部の海岸沿いの地域も、イスラエル軍の空爆を受け、19人のパレスチナ人が殺害された。

 

ガザ地区の医療関係者によれば、11月3日には過去24時間で、少なくとも35人のパレスチナ人が、イスラエル軍の攻撃により殺害されたという。

 

医療システムを崩壊させる試み

 

国連児童基金(ユニセフ)は11月3日、過去48時間で、ガザ地区北部のジャバリア難民キャンプへの攻撃により、50人以上の子供が死亡したと指摘。改めてイスラエル軍による、ガザ地区への「無差別攻撃」を非難した。

 

 

またガザ地区北部にあるカマル・アドワン病院のHussam Abu Safia院長は、イスラエル軍が小児科のフロアや、新生児の保育部門、病院内の貯水タンクを爆撃したと主張。また世界保健機関(WHO)の代表団が病院を訪問している間にも、イスラエル軍は激しい砲撃を病院に加えたという。

 

国連は先週、新たな報告書において、イスラエル軍が医療従事者や医療施設へ意図的な攻撃を加え、ガザ地区の医療システムを破壊させるための政策をとっており、これらは「戦争犯罪」にあたると指摘した。

 

パレスチナ赤新月協会(PRCS)によると、イスラエル軍はヨルダン川西岸南部、ヘブロン近郊の町、Halhulで14歳の少年、Naji Nidal al-Baba君を射殺したという。

 

レバノンの病院を襲撃、2人の救急隊員が死亡

 

一方、イスラエル兵は11月3日、レバノン南部の町、al-Bazouriyehにある医療センターも襲撃。これにより医療センターの救急隊員、2名が殺害された。

 

またイスラエル軍は、レバノン南西部の都市、ティルスのBurj al-ShemaliキャンプにあるUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の施設も攻撃したと言われている。

 

さらにイスラエル軍は、レバノン東部、ベカー渓谷西部にある町、Mashgharaを空爆した。

 

レバノン保健省によれば、11月3日には過去24時間で18人が死亡、83人が負傷し、昨年以来、2986人が死亡し、1万3402人が負傷したという。

 

しかもこれまでに死亡した人のうち、少なくとも772人が女性と子供だったそうだ。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israeli attacks kill 35 in Gaza and 18 in Lebanon(11/3)

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