バイオ研究所から43匹のサルが逃走、住民に警戒を呼び掛け【アメリカ】
アメリカで、研究所から数多くのサルが逃げ出し、捜索が続けられている。
霊長類研究センターから逃走
この出来事が起きたのは11月6日、場所はサウスカロライナ州の町、Yemasseeにある「アルファ・ジェネシス霊長類研究センター」とされている。
その日の午後1時頃(米東部時間)、研究センターの檻から、43匹のアカゲザルが一斉に逃げ出したという。
原因は、「アルファ・ジェネシス」の新入社員が、サルの檻のドアを開けたままにしていたからだとされている。
逃げたサルたちは若い雌
警察によると、逃走したサルはいずれも非常に若い雌で、体重はそれぞれ6~7ポンド(2.7kg~3.2kg)だという。
このためこれらのサルたちは、今まで実験で使われたことはなく、また病気を蔓延させる恐れもないそうだ。
現在、研究所の周囲には罠が仕掛けられ、警察も熱画像カメラを使用してサルを捜索しているが、まだ1匹も捕まっていない。
そのため地元の保安官事務所は、住民に対し、サルが家に入らないようドアや窓をしっかり閉めるよう促しており、発見した場合は、すぐに通報するよう呼び掛けている。
「アルファ・ジェネシス霊長類研究センター」は、血清や血漿、血液、組織サンプルなどの非ヒト霊長類製品と、バイオ研究サービスを世界中に提供しているという。(了)
出典元:ABC News:43 primates on the loose in South Carolina town after escaping from research lab(11/8)