インドの首都で大気汚染が最悪レベル、大変なことになっている
インドの首都・デリーでは大気汚染がひどい状況になっており、街が濃い茶色のスモッグに覆われているという。
大気質指数が「484」
インドの中央公害防止委員会は、大気質指数(AQI)の測定値が「0~50」を「良好」と定めているが、デリーの一部の地域では測定値が「484」になっているという。
大気汚染情報を提供している企業「IQAir」による大気質ランキングでも、デリーの汚染レベルは「475」。「良好」とみなされる指数の30 倍以上、最大レベルになっているそうだ。(ちなみに11月19日の東京の指数は17で「良好」)
この壊滅的な大気の汚染レベルのため、ほとんどの学校が閉鎖され、授業がオンラインに移行。不要不急の建設工事はすべて中止され、大型車両の市内進入も禁止されるなど、数多くの緊急措置が講じられた。
प्रदूषण से दिल्ली ही नहीं इस शहर में भी हाहाकार, लगाना पड़ा लॉकडाउन#AirPollution | #PakistanAQI pic.twitter.com/dVBn7p6j3i
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In pictures: A thick gray haze blanketed New Delhi on Monday pic.twitter.com/hLS8EOFqQG
— IANS (@ians_india) November 18, 2024
平均寿命も7年短縮
このような大気汚染の悪化は毎年、デリーとその周辺で起きており、今年はすでに最悪レベルに達したと言われている。
またデリーとその周辺で暮らす3000万人の暮らしにも影響を与え、この地域の平均寿命が7年短縮されているという。
そもそもスモッグは毎年、インド北部で寒くなる時に到達し、何千万台もの車や燃えるゴミ、または建設工事、工場から排出される有毒汚染物質が閉じ込められるそうだ。
また農家が米を収穫した後、新しい作物のために畑を燃やすのだが、その際に発生する煙で問題はさらに悪化するという。
インドでは「焼き畑」が違法で、見つかれば高額な罰金が科せられるが、11月17日には人工衛星が、6つの州で1334件も検知したそうだ。
しかも畑を焼く煙は、ここ数日、デリーにおける大気汚染の最大40%を占めていると言われている。
インドの最高裁判所は先月、「きれいな空気は基本的人権である」との判決を下し、中央政府や州に措置を講じるよう命じた。(了)
出典元:The Guardian:Pollution in Delhi hits record high, cloaking city in smog(11/18)