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ガザ地区でイスラエル軍が攻撃をエスカレート、多くのパレスチナ人が飢えに苦しむ

ガザ地区でイスラエル軍が攻撃をエスカレート、多くのパレスチナ人が飢えに苦しむ
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イスラエル軍は11月28日、ガザ地区全土で攻撃をエスカレートさせており、数多くのパレスチナ人が殺害された。

 

ガザ全域で42人が死亡

 

ロイター通信は11月28日、医療関係者の話として、ガザ地区北部ベイト・ラヒヤの住宅と、カマル・アドワン病院付近への2回の空爆で6人が死亡、南部のハンユニスではイスラエル軍によりバイクが攻撃され、4人が死亡したと報じている。

 

その後、ハンユニス東部でも、避難民が暮らすテントがイスラエル軍の空爆を受け、少なくとも5人が死亡し、負傷者も出ているという。

 

ハンユニス南西部では、イスラエル軍のドローンが、集まっている人々を攻撃。少なくとも3人のパレスチナ人が殺害された。

 

また南部ラファの町、Khirbat al-Adasでもイスラエル軍の攻撃を受け、数人が殺害されたそうだ。

 

ガザ地区中部のヌセイラトにある難民キャンプに対しても、イスラエル軍は複数回の空爆を行い、高層ビルを破壊。少なくとも11人が死亡した。

 

ガザ地区の医療関係者によれば、ガザ地区全域で少なくとも42人のパレスチナ人が殺害されたという。

 

下の動画は、ガザ地区中部のヌセイラトで、イスラエル軍のドローンが、ジャーナリストに発砲する様子。

 

 

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国連「飢餓が差し迫っている」

 

ガザ地区ではイスラエル軍により支援物資の搬入が阻止されているため、深刻な食糧や水不足に陥っている。

 

国連も、ガザ地区では200万人以上の人々が、食べ物や安全な飲み水がない状態で、飢餓が差し迫っていると主張。人々は屋外で暮らし、医療制度も崩壊寸前だと警告を発している。

 

 

下はガザ地区中部の町、Deir el-Balahで、パンを求めて長い列を作るパレスチナ人たちの様子。このような光景は、もはや日常的になっているという。

 

 

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イスラエル軍が停戦協定に違反か?

 

一方、レバノンでは、イスラエルと「ヒズボラ」との間で停戦の合意がなされ、人々は避難所をはなれ、自宅に戻り始めているという。

 

しかしイスラエルのネタニヤフ首相は28日、レバノンでの停戦が破られた場合に備え、軍に対し戦闘の準備をするよう命じたそうだ。

 

また「ヒズボラ」の方も、「銃の引き金に指はかかっている」と主張しており、再び戦闘が起きる可能性も残っている。

 

またレバノン正規軍は「停戦合意が発表された後、イスラエル軍は27日と28日にも、空域を侵害し、さまざまな武器でレバノン領土をターゲットにするなどし、数回にわたって停戦協定に違反した」と非難している。(了)

 

出典元:Aljazeera:At least 42 Palestinians killed as Israel ramps up bombing in central Gaza(11/28)

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