NY発パリ行きの旅客機に女性が密航、搭乗券なしで秘かに乗り込む【動画】
デルタ航空の旅客機に、こっそり乗り込んだ女性がおり、その後拘束されたという。
機内ではトイレに長時間入っていた
その女性は11月26日、アメリカ・ニューヨークにあるジョン・F・ケネディ(JFK)空港から、フランスのパリへ向かうデルタ航空265便に、搭乗券なしで忍びこんだという。
この便は満席ではなく、女性が機内のトイレへ頻繁に通い、長時間留まっていることに客室乗務員が疑念を抱き、問い質したところ、搭乗券を持っていないことが判明したそうだ。
そして旅客機がパリのシャルル・ド・ゴール空港に到着後、フランスの警察が機内に乗り込み、この女性を拘束した。下の動画は、パリからニューヨークへ戻される時の様子。
New video footage shows a Delta crew member questioning a woman after she allegedly snuck onto a flight from New York to Paris last week. @giobenitez has more. pic.twitter.com/0BX9Z5k1Ud
— Good Morning America (@GMA) December 3, 2024
アメリカ在住、ロシア国籍
この女性の名前は、スベトラーナ・ダリ(57)。グリーンカード保有者とされ、ペンシルベニア州の都市、フィラデルフィア在住であることを示す運転免許証を持っていたという。
また国籍はすぐに判明しなかったが、その後フランス内務省は、彼女がロシア国籍だと明らかにした。
アメリカ運輸保安局の関係者によれば、この女性はJFK空港でボディスキャナーを受けており、また手荷物も禁止品目がないかスキャンされて、パスしていたという。しかし2回の身分証明書や書類の検査を逃れて、飛行機に搭乗したそうだ。
ただなぜ、搭乗券もなしに乗り込んだのか、またデルタ航空の職員に搭乗券やパスポートを見せずに、どのように飛行機に搭乗したのか、など具体的な経緯は明らかになっていない。
「アメリカへ戻りたくない!」
この女性は11月30日に、パリからニューヨークへ戻される便に乗ったが、離陸する前に騒動を起こしたため、再び機内から降ろされたという。
女性はその際、「私はアメリカへ戻りたくはない!アメリカへ戻せるのは、裁判官だけだ」と訴え、ジュネーブ条約について数回、言及していたそうだ。(了)
出典元:CBS:Stowaway who flew from New York to Paris removed after creating disturbance on return flight to U.S.(11/30)