イスラエル軍の攻撃によりガザ地区で48人が死亡、北部の病院へ激しい攻撃
イスラエル軍は12月5日にも、ガザ地区北部にある病院へ激しい攻撃を加えた。
病院施設や医療従事者、患者まで標的
イスラエル軍は5日、数時間にわたり、ガザ地区北部のベイト・ラヒヤにあるカマル・アドワン病院とその周辺に対し、激しい攻撃を続けたという。
これらの攻撃は偶発的なものではなく、明らかに意図的で、病院施設や医療スタッフ、入院患者に向けられたそうだ。
一連の攻撃で、包囲されたカマル・アドワン病院付近では7人が死亡。同じく北部にあるインドネシア病院でも、3人が負傷した。
ベイト・ラヒヤではイスラエル軍により、住宅も空爆され、少なくとも15人のパレスチナ人が殺されたという。
北部のガザ市シュジャヤ地区でも、イスラエル軍の空爆により、少なくとも3人が死亡。中部のヌセイラトへの攻撃でも、3人のパレスチナ人が殺害されたそうだ。
南部ラファにあるKhirbet al-Adas地区でも、2人の死亡が確認された。
ガザ地区の保健当局は12月5日、ガザ地区全域において過去24時間で、イスラエル軍の攻撃により48人のパレスチナ人が殺害され、201人が負傷したと発表している。
レバノン南部の村を空爆、5人負傷
一方、イスラエル軍は「ヒズボラ」と停戦中にも関わらず、レバノン南部への攻撃を継続しており、地下インフラを破壊し、戦闘員を殺害している。
レバノン保健省によれば、イスラエル軍は5日にも南部のAitaroun村を空爆し、5人の負傷者が出ているという。
またレバノンの国営通信は、イスラエル軍がAitaroun村の住宅の窓を割り、中に閃光手榴弾を投げ込み、多数の負傷者が出たと報じている。
「ヒズボラ」は、イスラエル軍が停戦に60回以上違反したと述べており、国連もイスラエル側による100回以上の停戦違反を指摘している。(了)
出典元:Aljazeera:LIVE: Israel hits Gaza hospital water tanks, kills 48 Palestinians in a day(12/5)