Switch news

知っておきたい世界のニュース

トルコの警察が押収した大麻を屋外で焼却処分、煙が町を覆い住民がハイになる?

トルコの警察が押収した大麻を屋外で焼却処分、煙が町を覆い住民がハイになる?
TELE1

トルコ·ディヤルバクル県のリジェ(Lice)地区で20トンの大麻が燃やされ、2万5000人の住人が煙を吸って影響を受けた。薬物依存問題に取り組む団体「Yeşil Yıldız Derneği(Green Star Association)」のYahya Öger氏は、このような焼却はエアフィルターを完備した施設内で行うべきだと主張している。

 

20トン以上の大麻を焼却

 

現地メディアによれば、先月18日、2023年から2024年にかけてディヤルバクル県で押収された20トン766キロ679グラムの大麻が、リジェ地区にある焼却場所で、知事ら立会いのもとで燃やされた。「リジェ(LICE)」の文字に並べられた袋入りの大麻が燃える様子を、上空から撮った写真が公開されている。

 

TELE1

 

燃えていた時間は数分だったが、2万5000人が住む地区全体が煙に覆われ、5日経っても煙は消えなかったと報じられている。住民の1人は、現地メディアにこのように話す。

 

「麻薬の臭いは何日もの間あたりに漂っていました。窓を開けることはできず、子供たちは具合が悪くなり、多くの人が病院に行きました。毎年こうなんですよ。何とかして欲しいと知事には話しています。こういう焼却は、町の外でやって欲しいんですよ」

 

薬物依存問題に取り組むYahya Öger氏は、大量の大麻を押収した警察の取り締まりを賞賛する一方、環境や住民の健康への配慮なしに焼却処分することに異を唱えている。

 

煙を吸って酩酊状態に

 

Öger氏は、煙が住民に与える害について次のように言う。「よく知られているように、大麻のような植物を燃やすと(煙を吸った人が)重度の酩酊状態に陥ることがあります。タバコの副流煙と同じで、近い場所にいる人も影響を受けるのです。大麻の場合は酔っ払ったようになったり、目が回ったり、気分が悪くなったり、時には幻覚を見ることもあるのです」

 

大麻の煙を吸わされ、日常生活を狂わされる住民にとっては、「ハイになれる」などと喜んでいる場合ではないのだろう。(了)

 

出典元:Odditycentral:Turkish Town Involutarily Gets High After Police Burn Over 20 Tons of Confiscated Weed(5/6)
出典元:TELE 1:Diyarbakır’da yakılan esrar 25 bin kişiyi etkiledi(4/22)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top