英裁判所、政府による「パレスチナ・アクション」の活動禁止を違法と判断

イギリスで1審を担当する裁判所は、イギリス政府による親パレスチナ団体の活動禁止を、違法であるとの判決を下した。
テロ組織に指定、活動を禁止
親パレスチナ団体「パレスチナ・アクション」の活動家らは2025年6月、イスラエルの戦闘機に給油したとし、イギリス国内の空軍基地に侵入。軍用機に赤いペンキを塗りつけた。
スターマー首相率いる労働党政権は7月、テロリズム法に基づき、「パレスチナ・アクション」をテロ組織に指定。ISIS(イスラム国)やアルカイダなどと同じように、国内での活動を禁止した。
しかし今年の2月13日、ロンドン高等法院は、イギリス政府による「パレスチナ・アクション」の活動禁止を、「違法」であるとの判決を下した。
Protesters gathered outside the Royal Courts of Justice on Friday to celebrate the High Court’s ruling that the government ban on Palestine Action was “unlawful” and violated rights to free speech. pic.twitter.com/EWDjHwWt39
— Middle East Eye (@MiddleEastEye) February 13, 2026
プラカードを掲げただけで逮捕
「パレスチナ・アクション」は、ガザ地区でのイスラエルによる大量虐殺を批判し、それまでも数多くのデモを主催してきた。
また2024年8月には、メンバーの活動家が、イギリス国内にあるイスラエルの防衛技術企業「エルビット」本社に車で突っ込み、被害を与えたという。
他にもイスラエルへ武器を提供している工場に侵入して、混乱させるなどの妨害行為を行い、イギリス政府もイスラエルの戦争犯罪に加担しているとして、批判を続けてきた。
しかしイギリス国内では、イスラエルの残虐行為を批判する人が多く、「パレスチナ・アクション」の活動が禁止された後、多くの支持者が政府に対して抗議デモを行った。
イギリス政府は、抗議デモで「パレスチナ・アクション」を支持するプラカードを掲げただけで、人々を拘束。これまでにデモ参加者、2787人を逮捕したという。
英政府が控訴するかは未定
今回の裁判所の判決を受け、イギリス政府が控訴するかは、まだ明らかになっていない。そのためまだしばらく、プラカードを掲げただけで逮捕された人々の処遇は、宙ぶらりんの状態が続くと見られている。
また活動禁止が違法になったとはいえ、武器工場に侵入したり、企業を混乱に陥れたりしたメンバーは器物損壊の容疑で起訴されているため、引き続き訴追されるという。(了)
出典元:Aljazeera:UK court says Palestine Action ban ‘unlawful’: What does the verdict mean?(2/13)

























