最高指導者・ハメネイ師殺害で、イラン国民の反応とは?

イランの最高指導者、アヤトラ・アリー・ハメネイ師が殺害されたことを受け、イラン全土で祝賀と追悼の声が、同時に沸き起こった。
喜びや追悼、さまざまな反応
イラン政府は3月1日、アメリカ軍とイスラエル軍による空爆で、最高指導者のハメネイ師が殺害されたことを正式に認めた。
この報道を受け、首都のテヘランにある広場には、最高指導者を追悼するために人々が集まり、シュプレヒコールを上げたり、指導者の肖像が描かれたプラカードを掲げたりしたという。
一方、SNSには、ハメネイ師の死亡を聞き、人々が祝杯をあげたり、踊ったり、クラクションを鳴らしたり、花火を打ち上げたりする様子も投稿されていた。下は追悼に集まった人々の様子。
Thousands of mourners have gathered in the centre of Iran’s capital after the killing of Supreme Leader Ayatollah Ali Khamenei in the opening salvo of a massive attack by the US and Israel.
— in pictures https://t.co/U9ZbcgFFsJ pic.twitter.com/9rt05ugKaB
— Al Jazeera English (@AJEnglish) March 1, 2026
Thousands of mourners have gathered in Iran’s Isfahan after the killing of Supreme Leader Ayatollah Ali Khamenei in a US-Israeli attack. pic.twitter.com/12kaHPaVU1
— Al Jazeera English (@AJEnglish) March 1, 2026
「復讐への思いが叶った」
テヘラン在住のメディア関係者の女性、ナザニンさん(24)は、最高指導者の死を喜んでおり、「通りは人でいっぱいでした!涙がこぼれました。この殺人犯(ハメネイ師)の犠牲となったイランの人々が今、どんな気持ちなのか、外部の人間には理解できないでしょう」と述べた。
またテヘランの大学生であるミナさん(20)は、1月に国軍が発砲した際、抗議活動グループにいて銃撃を受けたとし、次のように語った。
「目の前で人々が倒れていくのを見ました。これから人生をかけて生きていく美しい少年少女たちが、血の海に横たわる光景は決して忘れません。あの瞬間、私の頭に浮かんだのは、彼らを殺した者たちが、もっとひどい運命に直面することを願うことだけでした。そして今日、ハメネイ師の死のニュースを見て、復讐への思いが叶いました」
イラン北西部の町、ラシュトに拠点を置くある医師も、イランの今後を不安に思う一方で、最高指導者の死は多くの人々に安堵をもたらしたとし、次のように語った。
「昨夜、初めてタバコを吸いました。最高の土曜の夜でした。私たち国民は、何十年もこの知らせを待ち望んできました。まるで夢を見ているようですが、慎重に祝っています。今は、治安部隊がAK47で武装しているにもかかわらず、祝っています」
ハメネイ師の死を悼む人々
一方で、テヘランの広場に集まった数千人の人々は、ハメネイ師の死を悼み、彼の写真を掲げ、イラン国旗を振っていたという
また、中には、「アメリカに死を!」「イスラエルに死を!」と叫ぶ人々もいたそうだ。
大学生のHossein Dadbakhshさん(21)は、イランが指導者の復讐を果たすだろうとし、次のように述べた。
「私はイスラム教と我がイマーム・ハメネイ師のために、命を捧げる覚悟ができています。シオニスト政権とトランプ大統領は、我が指導者の殉教に対して大きな代償を払うことになるでしょう」
また教師のAtousa Mirzadeさんは、ロイター通信に対し、国の指導者が外国勢力によって殺害されたことを喜べないとし、次のように語った。
「この国がどうなるかわからないので、喜べません。イラクで起こった混乱と流血を私たちは見てきました。あの状況よりも、イスラム共和国の方が良いと思います」
一方、「女性・生命・自由」抗議運動の最中に、母親をイラン政府に殺害され、現在イラン国外で暮らしているMahsa Piraeiさんは、次のように述べている。
「今日は素晴らしい日です。もちろん、道のりが長いことは、誰もが承知しています。しかし、私と私の家族、そしてこの残忍な政権によって、愛する人を殺された全ての家族は、長い間この瞬間を待ち望んでいました」(了)
出典元:The Guardian:Celebration or grief? Khamenei’s death brings contrasting emotions in Iran(3/1)


























