Switch news

積乱雲からの強い下降気流「マイクロバースト」、カナダで撮影された映像が大迫力

積乱雲からの強い下降気流「マイクロバースト」、カナダで撮影された映像が大迫力

カナダで「マイクロバースト」が発生する瞬間をとらえた、珍しい映像が公開されている。

 

カルガリーで発生した様子を撮影

 

NHKの「そなえる防災」によれば、「マイクロバースト」とは、積乱雲からの強い下降気流「ダウンバースト」の一種で、水平スケール(横の広がり)が4km以下のものを指すという。

 

通常、積乱雲は上昇気流によって作られるが、雨や氷の粒子などで上空の空気が冷やされると重くなって、下降気流に転じる場合があるそうだ。

 

また雹などが落下する際に空気を引きずり、下降する気流を強める場合もあるという。そしてこれらが、「マイクロバースト」の原因と考えられている。

 

「マイクロバースト」の中には、雨が地上に到達する前に蒸発してしまう、「乾いた」ものがある一方、日本などでは雲の底が湿っているため、雨を伴った「ウェット」なものになるそうだ。

 

この「マイクロバースト」が発生すると、強烈な風が吹き荒れ、激しい雨や雹を降らせ、大きな被害をもたらすとも言われている。

 

今回、この「マイクロバースト」がカナダ西部のアルバータ州にある都市、カルガリーで撮影された。映像でも上空から、灰色の雲が下向きに流れていく様子がとらえられている。

 

短時間で形成されるため予測が難しい

 

National Weather Serviceによれば、この「マイクロバースト」は時速160kmの強風を起こす場合があるとされ、そのため竜巻と同じように深刻に受け止められる必要があるという。

 

またマイクロバーストは熱く湿った夏場にしばしば発生し、急速に形作られ、5分から10分ほどしか続かないため、予測が難しいとされている。

 

ただ今回のカルガリーで発生した「マイクロバースト」は、比較的風も穏やかで、25セント硬貨(直径約2.4cm)ほどの雹が降っただけで、大きな被害はなかったそうだ。

 

これから日本でも激しい風や雷雨が発生する季節に入るが、このような現象が発生した時には、建物などに避難した方がいいのかもしれない。(了)

 

 

出典元:NHKそなえる防災:すさまじい下降流、ダウンバースト(2012/5/29)

出典元:MailOnline:Timelapse captures ‘microburst’ storm dumping a huge amount of rain and hail over one area in Calgary(6/18)

Return Top