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米軍がB-52爆撃機をイラン上空に投入、制空権を拡大

米軍がB-52爆撃機をイラン上空に投入、制空権を拡大
@Himma0099

アメリカの国防総省は3月31日、記者会見で、イランに対しB-52爆撃機による攻撃を開始したと明らかにした。

 

イランの撃墜能力を破壊か?

 

アメリカ軍のダン・ケイン統合参謀本部議長は31日、記者会見でB52爆撃機による作戦を開始したとし、次のように述べた。

 

「我々は過去30日間で、1万1000以上の標的を攻撃した。制空権の拡大に伴い、初めてB52による地上への作戦も開始した。アメリカ軍は、イランのミサイル、ドローン、艦艇建造計画を支える兵站・補給網の遮断と破壊に引き続き注力している」

 

B52爆撃機は、機敏でレーダー回避能力の高い航空機とは異なり、対空ミサイルシステムに対して非常に脆弱であると考えられている。

 

そのためこの爆撃機をイラン上空へ直接飛行させるという決定は、アメリカ軍がイランの撃墜する能力をほぼ完全に破壊したと考えていることの表れと受け止められている。

 

「戦争は終結に向かっている」

 

アメリカのトランプ大統領は31日、NBCニュースに対し、イランとの戦争は「終結に向かっている」とし、再び「イラン軍を壊滅させた」と従来の主張を繰り返した。

 

またトランプ氏は、イランの新指導部と協議していると主張し、「(イランで)我々が相手にしている人々は、以前よりもはるかに理性的で、過激化もしていない。核兵器を持つイランは存在しないだろう」と述べたという。

 

さらにトランプ氏はSNSに、イギリスのような国は、ホルムズ海峡へ行く勇気を持つべきだとし、「自分で燃料を取りに行け」と投稿。「君たちは、自力で戦う方法を学ばなければならない。アメリカはもう、君たちを助けない」と述べた。

 

またこれに先立ち、トランプ氏は側近に対し、ホルムズ海峡を封鎖したまま、アメリカ軍が撤退する可能性を示唆したとも報じられている。

 

イラクの首都・バグダッドではアメリカ人のジャーナリストが誘拐され、国務省も報道を認識しているとし、FBIと連携してできるだけ早く解放されるよう努めていると明らかにした。

 

この誘拐事件にはイラン系民兵組織「カタイブ・ヒズボラ(Kataib Hizballah)」が関与したとみられ、この組織と繋がりのある人物がイラク警察により拘束されているという。

 

WHOのイラン事務所付近も攻撃

 

アメリカ軍とイスラエル軍は引き続きイランを攻撃しており、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は3月31日、テヘラン事務所周辺地域が過去2晩にわたり空爆を受けたと明らかにした。

 

幸いこの空爆で、WHOのイラン事務所の職員全員の安否は確認され、負傷者はいなかったという。

 

またイスラエル軍は、レバノン南部へも攻撃を続けており、レバノン保健省は3月30日、過去24時間でイスラエル軍によるレバノンへの攻撃により9人が死亡、137人が負傷したと発表した。

 

レバノン保健省によると、3月2日以降、イスラエル軍の攻撃による死者数は1247人、負傷者数は3680人に達したという。

 

 

さらにイスラエル軍は、停戦中にも関わらず、ガザ地区へも攻撃をしており、3月31日にはガザ地区北部のジャバリヤで少なくとも3人が死亡、南部のハンユニスでも別の空爆で2人が死亡した。

 

 

イスラエル議会は3月30日、致命的な攻撃で有罪判決を受けたパレスチナ人に、死刑を科す法律を可決。法案可決後、クネセト(イスラエル議会)は歓声に包まれ、極右政治家のイタマル・ベン=グヴィル国家安全保障相は祝杯を挙げたという。

 

 

しかし、この措置は差別的であるとして、ヨーロッパ諸国や人権団体などから、激しく批判されている。(了)

 

出典元:The Guardian:Middle East crisis live: US has begun flying B52 bombers over Iran, Pentagon says(3/31)

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