1962年のモナコF1グランプリ、歩道に人、コースにはトラックが駐車していた!
1962年にモナコで開かれたF1グランプリ。その様子をとらえた高画質の動画が、YouTubeで昨年公開されたのをご存知だろうか。
車に取り付けられたカメラで撮影
この動画は地中海の名所を記録した、ドイツのドキュメンタリー映画「Flying Clipper(地中海の休日) 」の一部だという。
そこには1962年当時のモナコの街の様子や、どのようにレースが行われていたのかが、車に取り付けられた70mmカメラによって映し出されている。
モナコ・グランプリでは現在もモンテカルロ市街地コースが会場になっているが、当時は信じられないことにレース中にもかかわらず、フェンスがない歩道を人が行きかい、コース上にはトラックも駐車していた。
優勝選手がプリンセスから表彰
動画には当時のマシンの音が響き渡り、そのスピードなども知ることができ、F1ファンには貴重な情報を与えている。
しかもレースの動画なのだが、鮮明な映像を見ていると、57年前にタイムスリップしたかのような錯覚も覚えてしまうほどだ。
また動画の後半では、ヘリコプターからモナコの様子を俯瞰で撮影する様子や、レースで優勝したニュージーランドのBruce McLaren選手(現マクラーレンチームの創業者)が、プリンセスから表彰される場面も映っている。
映画『Flying Clipper』は地中海への旅をする記念碑的なドキュメンタリーで、ギリシャの島々、エジプトのピラミッド、モナコでのF1レースなどを、特別に設計された高解像度の70mmカメラで撮影したと言われている。(了)
出典元:MailOnline:Incredible footage of 1962 Monaco Grand Prix shows how drivers had to avoid pedestrians and a truck parked in the middle of a road(5/31)