ミネソタ州の猫が、全自動洗濯機のお急ぎコースを生きのびた!
全自動洗濯機の中に入った飼い猫が、閉じ込められたまま30~40分間のお急ぎコースを生きのびるという出来事が先週、米国ミネソタ州であった。複数の海外メディアが、この一件を報じている。
猫に気づかずスタートボタンを
ミネソタ州に住む主婦、Stefani Carroll-Kirchoffさんの家にはFelixという1才の飼い猫がいる。洗濯する際には、その猫が洗濯機の中に入り込んでいないかを、いつも確認していたという。
だが先週、洗濯機に洗濯物を入れ、余裕があったので追加の汚れ物を取って来て放り込んだ時、中に紛れていた猫のFelixに気づかなかった。
そして彼女は、お急ぎコースのスタートボタンを押し、その場を去る。温水での洗濯、冷水でのすすぎ……というコースが始まった。
30〜40分後、洗濯は完了したが、扉を開けてみるとなぜか脱水が出来ておらず、洗濯物から水が滴っていたという。
やり直すために扉を閉めようとした時、彼女の目に、猫の白い足の先が見えた。それは、濡れた洗濯物の中からとび出ていた。
肺炎を起こしていたが回復中
その後、不運なFelixは動物救急センター(Animal Emergency & Referral Center in Minnesota)に運ばれ、現在入院中だ。
担当の獣医によれば、Felixは運ばれて来た時、肺に入った大量の水が原因で肺炎を起こしていたとのこと。また、洗剤に長時間晒されたため目が見えなくなっていた。溺死しなかったのは、時間の短いお急ぎコースだったことが幸いしたのだろう。
現在は快方に向かっており、目は見えるようになっている。エサも食べられるようになっているそうだ。まだ酸素吸入が欠かせない状態だが、元気を取り戻すのは時間の問題だ、と獣医は言う。
海外メディアによれば、飼い主のStefaniさんは自分がやってしまったことに、非常にショックを受けているとのこと。娘さんは、日毎に増える治療費の負担を減らすため、クラウドファンディングサイト「go fund me」で寄付を募っている。(了)
出典元:Fox News:Minnesota cat recovering after sneaking into washing machine, survives wash cycle(6/24)
出典元:CNN:This cat got stuck in the washing machine for a full cycle, and lived to tell the tale(6/24)