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香港デモで3人目の自殺者、政府に抗議し命を絶った人のため通夜が行われる

香港デモで3人目の自殺者、政府に抗議し命を絶った人のため通夜が行われる
Twitter/Joshua Wong 黃之鋒

中国への犯人引き渡しを可能にする「逃亡犯条例改正」に反対するデモが続く香港で、先日ついに3人目の自殺者が出た。(すでに4人目の自殺者がいるとの報道もある)

 

そして7月6日、香港の中央部にある広場で一時的な祭壇が設けられ、多くの人々が通夜に参加し、彼らの死を悼んだ。

 

29歳の女性が飛び降りて死亡

 

自ら命を絶ったのは29歳の女性で、彼女は6月30日にショッピングモールから飛び降りたという。

 

彼女は亡くなる前、フェイスブックにおいて次のように書き残していたそうだ。

 

「できれば私は、皆が最後に勝利を得るのを見たいと願っていました。しかし残念なことに、私は明日7月1日のデモに参加できません。なぜなら私は完全にあきらめたからです。もう未来はない、そう感じています。私は疲れました。これ以上、明日のために戦いたくはありません。私は社会によって外へ追いやられた(排除された)のかもしれません。ちょうど木の枝のように。木の上で花を咲かせる代わりに、川に浮かんでいる木の枝のように」

 

その前日の29日には、デモに参加していた21歳になる大学生の女性も飛び降りて亡くなっており、3週間前には1人の男性が抗議のバナーにぶら下がり、その後飛び降りたとされている。

 

また朝日新聞は、すでに4人目の自殺者もでていると伝えており、「民主的に選ばれていない政府は私たちの訴えに答えない」「何も変えられない無力感に苦しんでいる」と遺書を書き残していたと報じている。

 

デモの参加者は土曜日に祭壇に集まり、自ら命を絶った人々の死を悼み、線香を供え、ロウソクに火を灯したという。

 

ただ同時に、デモ参加者の間でも、これからも同じように自殺する人が出てくるのではないかとの懸念が広がっているそうだ。

 

政府高官がお悔やみの言葉を述べる

 

香港の行政長官である林鄭月娥(キャリー・ラム)氏は、自殺した3人について、これまでコメントをしていない。

 

ただ政務司司長(首席高官)のMatthew Cheung氏は7月5日、自殺した3人に対してお悔やみの言葉を述べ、自殺の連鎖を止めるためにあらゆることをするとコメントしている。

 

しかし同時に「私たちは現時点で、多くの人々が不幸に感じていることを理解しています。だから私たちは協力しなければなりません。生活は非常に重要です。生活ほど重要なものはありません」と述べたという。

 

民主派は行政長官の辞任を要求

 

林鄭長官は、「逃亡犯条例改正」の審議を無期限に延期すると表明しているが、デモ参加者の民主派はこの法案の正式な撤回を求めており、同時に行政長官の辞任も要求している。

 

また民主派は香港政府に対し「市民活動が『暴動』であるとの見解の撤回」「デモ参加者の逮捕、起訴の中止」「暴力による制圧の責任追及」を求めているそうだ。

 

 

以前は自殺で亡くなった人の祭壇を親中派が破壊することもあったようだが、そのような暴力は決して許されないだろう。(了)

 

 

出典元:ABC News:Hong Kong protesters hold vigil ahead of Sunday march(7/6)

出典元:DS:COPYCAT anti-extradition suicide: Woman jumps off top floor of IFC mall (Updated)(6/30)

出典元:shanghaiist:Third suicide by an anti-extradition protestor in Hong Kong sparks alarm bells(7/1)

出典元:朝日新聞:香港デモに無力感、若者の自殺相次ぐ 抗議先鋭化懸念も(7/6)

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