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Airbus社が旅客機による「自動離陸」のテストを実施、4時間半で8回も成功【動画】

Airbus社が旅客機による「自動離陸」のテストを実施、4時間半で8回も成功【動画】
YouTube/Airbus

自動運転といえば自動車が注目を集めているが、実は航空機メーカーのAurbus社も自動での離陸テストを成功させていたのをご存知だろうか。

 

計8回も成功させる

 

このテストが行われたのは昨年12月18日、場所はフランス南部にあるトゥールーズ・ブラニャック空港とされている。

 

Airbus社はテスト旅客機を使い、オートパイロットで離陸させるテストを実施。午前10時15分頃から4時間半以上の間に、合計8回の自動離陸を成功させたという。

 

これまで離陸はパイロットによって行われてきたが、Airbus社がYouTubeに投稿した動画には、人間が触れずに機体が飛び立っていく様子が映っていた。

 

「画像認識技術」が可能にさせた

 

リリースによればこの「自動離陸」は、誘導電波を発射して誘導する「計器着陸装置」に頼るというより、むしろ機体に装着された「画像認識技術」によって可能になったという。

 

また今回の「自動離陸」の成功は、Airbus社が現在進めている「自動タクシー離着陸プロジェクト(Autonomous Taxi, Take-Off & Landing (ATTOL))」にとって、重要な節目になるそうだ。

 

このプロジェクトは2018年の6月に立ち上げられ、飛行機の自動化の影響を理解するための、技術的なフライトを証明するものの1つだとされている。

 

そして次のステップは視覚をベースにした自動タクシーによる連続着陸が目標になる予定で、これは2020年の半ばまでにテストが行われるという。

 

ただしこのプロジェクトは、自動化自体を目指すのではなく、それらの可能性を分析し、技術を探ることが目的になるそうだ。(了)

 

 

出典元:Airbus:Airbus demonstrates first fully automatic vision-based take-off(1/16)

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