【フロリダ】新型コロナの影響で、1957年以来一度も殺人事件が発生せず
アメリカのフロリダ州のある街では、新型コロナウイルスによる行動制限により、長期間殺人事件が1件も起きていない。
7週と6日間、殺人事件が発生せず
CBSニュースによれば、フロリダ州のマイアミでは、2月17日から4月12日までの7週と6日間、1件も殺人事件が起きていないという。
またそれ以前は殺人事件が起きてない日が6週も続いており、これは1960年以来のことで、7週間も発生しないのは1957年以来とされている。
しかしこの傾向も、最近起きた2つの殺人事件によって続かなくなったそうだ。
3月12日に緊急事態宣言
マイアミ警察のスポークスマンは、CBSニュースに対し「これは新型コロナのパンデミックと自宅待機命令によって警察の視認性(監視体制)が良くなったことによると言えます」と述べている。
1957年は、殺人事件の起きなかった日が9週と3日続き、1960年は6週と5日も続いたという。
今回、新型コロナウイルスの感染のスピードを遅らせるため、マイアミのFrancis Suarez市長は、3月12日に緊急事態宣言を発令、同時に自宅待機命令を出したそうだ。
このためマイアミや他の市でも、殺人事件以外の犯罪が減っており、メリーランド州のボルチモアやカリフォルニア州のロサンゼルスでも殺人事件の件数が減っているという。
しかしその一方で、マイアミ警察のJorge Colina署長は、この期間に報告されていない家庭内暴力や児童虐待の事件が多くある可能性を懸念している。(了)
出典元:CBS:Miami goes seven weeks without a homicide for first time since 1957(4/24)
出典元:NYPost:Miami goes 7 weeks without a homicide for first time in decades, thanks to coronavirus(4/24)