メジャーリーグの始球式にファウチ博士が登場、大きくボールがそれてしまう
アメリカで、メジャーリーグが開幕し、感染症学の権威であるアンソニー・ファウチ博士が始球式に登場した。
感染症研究所の所長が登場
7月23日、新型コロナの影響で延期になっていたメジャーリーグが開幕し、ワシントンD.C.にあるスタジアム「ナショナルズ・パーク」では、「ワシントン・ナショナルズ」と「ニューヨーク・ヤンキース」の試合が行われた。
その始球式には、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の所長で、新型コロナ対策のキーマンとされていたファウチ博士が登場。
しかし野球は得意ではなかったのか、投げたボールはキャッチャーのいる場所からも大きく外れてしまった。その様子がこちら。
Dr. Anthony Fauci threw out the first pitch before the Nationals-Yankees game. pic.twitter.com/04Tbkh7Voa
— ESPN (@espn) July 23, 2020
少年時代はリトルリーグの選手
ファウチ氏はニューヨーク出身だが、ワシントンD.C.にも長年住んでおり、「ナショナルズ」の大ファンだという。
またRegis高校時代はバスケットボールをしており、少年時代はなんとリトルリーグの選手だったそうだ。
現在、ファウチ氏はホワイトハウスにおけるコロナウイルス・タスクフォースの主要メンバーとなっており、たびたび記者会見に登場し、先頭に立って感染防止について国民に呼びかけてきた。
このため新型コロナ対策について、多くの国民は、トランプ大統領よりも彼に信頼を寄せていると言われている。
米での集団免疫の獲得の公算は小さい
BBCによれば、ファウチ氏は6月30日、米上院委員会の公聴会に出席、アメリカで新型ウイルスの集団免疫を獲得できる公算は小さいとの見方を示したという。同氏は以前、2021年初期には集団免疫を獲得できると予想していた。
その理由としてファウチ氏は、ワクチンが部分的な効果しか持たない可能性があることと、多くの米国民がワクチン接種を拒否するとみられることを挙げている。(了)
出典元:BBC:米国の新規感染「1日で10万人も」 ファウチ所長が警告(7/1)