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泣きマネ、助けを呼ぶ…。職場の制服姿でシェアサイクルの窃盗未遂、女性のあきれた手口

泣きマネ、助けを呼ぶ…。職場の制服姿でシェアサイクルの窃盗未遂、女性のあきれた手口
AttorneyCrump/Twitter

ニューヨーク市のキップス・ベイで、シェアサイクルを利用しようとしていた若者が、意味の分からない窃盗未遂に遭遇。その時の動画がSNSに投稿されると、意味の分からなさ、そして犯人のタチの悪さが話題を呼んでいる。

 

予約済のシェアサイクルを奪おうとする女性

 

5月13日、ニューヨークのあるシティバイク(シェアサイクルサービス)を予約した若者があるトラブルに巻き込まれた。

 

動画は女性と若者が1台の自転車を取り合っているもの。しかも女性は周囲の人に助けを求めている状態だ。

 

AttorneyCrump/Twitter

 

まるでトラブルに巻き込まれているのが女性の方だと勘違いしてしまうような光景だが、実は違う。この自転車は若者が予約をしたもので、女性はそれを横取りしようとしているのだ。若者も「何が起こっているのかわからないよ」と、今にも泣きそうな声を出している。

 

やましいことをしている自覚があるのか、途中で女性は首から下げていた社員証を外している。

 

AttorneyCrump/Twitter

 

明らかに彼女がおかしいとわかるシーンが、22秒時点のこのシーンだ。

 

AttorneyCrump/Twitter

 

驚くほどスムーズに被害者の若者のスマホを奪っている。これには撮影者も「どうして彼のスマホを取るんだ?」と驚きの声を上げた。さらに女性は、「あなたは私の胎児を傷つけています。私のお腹の子をね」と主張している。

 

その後も彼女は周囲に助けを求め、男性が近くにやってくると泣きマネを始めた。

 

AttorneyCrump/Twitter

 

結局女性が諦めて自転車から離れたのだが、その時の表情は先ほどまで泣きマネをしていたとは思えないほど、けろりとしていた。

 

AttorneyCrump/Twitter

 

▼動画全体はこちらから

 

なぜトラブルに?

 

若者がこの自転車をあきらめなかったのは、もちろん彼がアプリを通して予約した自転車だからだ。

 

シングルライドの契約なら、最初の30分は4.49ドル、その後は1分ごとに23セントずつ請求される。しかも、Citi Bikeのサイトによると、24 時間以上自転車が見つからなかった場合、アカウント所有者に 1,200 ドル (税抜)の手数料が請求される可能性があるという。

 

そのため、女性に自転車を渡すわけにはいかなかったのだ。

 

あっという間に身元が特定される

 

明らかにおかしい様子と妙に慣れた手口を見せたこの女性。彼女の行動だけを見ていると、まるでコントのようだが、「助けて」という言葉で勘違いした警察官などにより、若者が攻撃を受けていた可能性もあり、非常に悪質だ。この動画がSNSに投稿されると、女性への怒りの声が次々に寄せられた。

 

首からぶら下げていた社員証は途中で外したが、実は職場のロゴが入った制服を着たままだ。あっという間に女性の身元は特定されて、周囲の人々に取材をした記事も出てきている。どうやら彼女の妊娠は本当だとのこと。

 

彼女の職場であるベルビュー病院は、次のような声明文を投稿している。

 

 

私たちの職員が関わったことが判明している、週末に起こった敷地外の出来事について把握しています。このことを残念に思い、調査を行っているところです。

ベルビュー病院は、威厳と文化的感覚、そして共感をもって質の高いケアを全てのニューヨーカーに対し提供をしていくことに専心してまいります。

 

ニューヨーク市警によると、この件に関して警察への通報や被害届の訴えは出されていないという。(了)

 

参考:ABC News「Hospital worker under fire after viral confrontation over Citi Bike」(5/16)

参考:Citi Bike「Q&A My bike was lost or stolen

 

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