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デザイナー・高田賢三氏が新型コロナにより死去、さまざまな追悼の言葉

デザイナー・高田賢三氏が新型コロナにより死去、さまざまな追悼の言葉
Instagram/kenzotakada_official

昨日、世界的に有名なファッション・デザイナーの高田賢三さんが亡くなった。81歳だった。

 

パリにある病院で亡くなる

 

高田さんはフランスで新型コロナウイルスに感染し、その後合併症に陥り、10月4日にパリ郊外にある「アメリカン病院」で亡くなったという。

 

高田さんはファッションブランド「KENZO」の創設者であり、華やかな色彩と斬新なデザインにより、パリのファッション業界で最初に名声を獲得した日本人デザイナーとして知られている。

 

彼は1960年代にパリに住み、以来残りの人生をそこで過ごしてきたそうだ。高田さんのスポークスマンは彼の死を受け、「約8000のデザインを手がけ」「ファッションと生きる芸術を称えることを決して止めなかった」と述べている。

 

寄せられた追悼の言葉

 

そして高田さんの訃報は世界中に広まり、多くの人々から彼の死を悼むさまざまな言葉が寄せられた。

 

パリのAnne Hidalgo市長は「多大なる才能を持ったデザイナーとして、彼はファッションの世界に色彩と光をもたらした。パリは今、息子たちの1人の死を悼んでいる」とコメント。

 

また「KENZO」が所属するルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー(LVMH)のシドニー・トレダノ最高経営責任者も「私は、彼が1970年代にはじめたブランドのファンだった。彼が偉大なデザイナーだったと思っている」と述べたという。

 

また日本の方たちも、ツイッターに次のようなコメントを寄せている。(NHKやYahoo Newsのツイッターコメントから)

 

●KENZOさんの艶やかなデザインを身につけると自分が美しくなったように感じたものです。ご冥福をお祈りいたします。

●若い頃はずっと高田賢三さんのデザインと生地のチョイスが好きでKENZOブランドの服とたまに森英恵さんやカールラガーフェルド氏の洋服を好んで着ていました。一線を退いてからは購入する機会がなくなりましたが素晴らしいデザイナーさんでした。ご冥福をお祈りいたします。

●ショックです…KENZOさんのデザインが好きで愛用していました。KENZOさんのご冥福をお祈りします

●私の青春。 学生の頃から流行り。 コロナで、お亡くなりに。 ご冥福をお祈りします

●KENZOのバッグ持ってました。 好きな花柄でした。ご冥福をお祈りします。

●派手だけど品があってキュートなデザインが好きでした。 30年前に買った傘は今でも綺麗で、ペアのカップ&ソーサーも大事にしてます。とても悲しいです。

●KENZOさん ご冥福をお祈りいたします。ハンカチ、財布とか大好きでした。たくさんの素敵な物を作ってくれてありがとうございました。

●祖母がKENZOが好きで、子供の頃服をプレゼントされ、よくそれを着て銀座へ一緒にお出かけしていました。子供心に変わった形で、お花の柄が綺麗だなぁと思ってて、お気に入りでした。素敵で楽しい思い出をありがとうございました。

●今年は寛斎もケンゾーも。1つの時代が終わった気がします

 

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1983年にはメンズの製品も手がける

 

高田さんは1939年兵庫県姫路市で生まれ、1965年に船でフランスに到着。以来、パリに住み続けてきたという。

 

1970年にブランド「KENZO」を立ち上げ、1983年になるとメンズの製品を手がけることに。また1980年代後半からは、よりカジュアルなスポーツ製品「Kenzo Jeans」や「Kenzo Jungle」なども手掛けたという。

 

しかし1993年に「KENZO」ブランドをLVMHに売却し、6年後に引退した。(了)

 

 

出典元:BBC:Kenzo Takada: Japanese designer dies from Covid-19(10/4)

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