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古い写真から死んだ人物を生き返らせるAI「ディープ・ノスタルジア」が凄い

古い写真から死んだ人物を生き返らせるAI「ディープ・ノスタルジア」が凄い
Twitter/MyHeritage

写真に写った今は亡き人の表情を、まるで生きているように動かしてくれるAI(人工知能)が開発された。

 

Deep Nostalgia(ディープ・ノスタルジア)と命名されたこのAIは無料で公開され、サイトから誰でも利用できるようになっている。

 

写真の顔が微笑んだり瞬きしたり

 

開発したのは、個人の家系のルーツ探しを手伝うアメリカの会社「MyHeritage」。古い写真が実際どんなふうに動き出すのか、ツイッターにサンプルが紹介されている。

 

 

同社のサイトにある「Animate photos」のページ(英語)から写真をアップロードすれば、10秒ほどで動画を生成してくれる。動画はダウンロードしたり、直接SNSに投稿することもできる。

 

ただ、事前に無料トライアルの登録をするか、FacebookかGoogleアカウントでのサイン・インが必要。登録のためのトップページは日本語版もある。

 

実際に試した人たちが、出来上がりをツイッターに投稿しているので見てみよう。このNicole Lascelleさんという人は、祖母の若い頃の写真を動かしたそう。

 

 

見ていて涙が出たというStaceyさんが試したのは、母親の結婚式の写真らしい。

 

 

D.U. Sivriさんは、「亡くなった父が生き返った」と書いている。

 

 

別の人の表情の動きを利用

 

同社のサイトによれば、この動画生成は、全く別人の動きを元にして行われているとのこと。今生きている人(多くは同社の社員)の顔を撮影した短い動画がいくつもあり、AIがその動きのパターンに合わせて故人の顔を変えていくそうだ。

 

この技術は、基本的にはディープフェイクと変わらないだろう。ただ、故人の写真を扱い、何も喋らせないなら問題はないらしい。サイトにはこんな但し書きがある。

 

この機能(ディープ・ノスタルジア)は、愛着のある祖先たちに命を吹き込み、ノスタルジーを感じることを目的としたものです。ディープフェイク動画では実在の人物にスピーチさせることができますが、ディープ・ノスタルジアでは、悪用を防ぐため、そうできないようにしています。

アップロードする写真は、ご自身が所有する歴史的なものにしてください。実在する人物が写っている場合、その本人の許可を得てください。

(了)

 

出典元:Metro:Artificial intelligence called ‘Deep Nostalgia’ brings photos of the dead to life(3/1)

出典元:MyHeritage

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