低評価レビューに反応した中国料理店が、真摯かつ容赦ない反撃に出た
自分の店のレビューに、あまりに馬鹿馬鹿しい書き込みがあることに業を煮やした店主が、返信で辛辣に応酬。ある意味理にかなったその反論内容が、海外メディアで話題になっている。
イギリスのテイクアウト中国料理店
その店は、イギリス・ウエストヨークシャー市にある中国料理店「Oriental Express」。料理店とは言っても、春巻きやチャーハン、唐揚げなど、比較的簡単なメニューを持ち帰り用に提供するのがメイン。ファーストフードの中国料理版と言っていいだろう。
この店は、オンラインレビューで料理を褒める人が多く、総合評価で五つ星を獲得しているそうだ。しかし、極端に店を悪く言うレビューもあり、その内容が全く「愚か」なものであることに、女性店主のAlice Cheungさん(50才)は我慢ならなかったらしい。
そんなレビューに、一応は「個人的」な意見ということで返信した内容は、というと……
「レビューを読む人は真実を知るべき」
いくつかの例がメディアに紹介されている。
例えばある人が書き込んだ、料理が「ひどい」というレビューに対して彼女はこう返した。
あなたは「ベジタリアン・マンチ・ボックス(Vegetarian Munch Box)」をオーダーして、後になって「肉がひとつも入っていない」と店にクレームの電話を入れましたね。
私たちは、あなたのオーダー通りのものを間違いなく届けました。「ひどい」というレビューは、あなたが自分のミスを隠すためのものです。
この文章の後には、「ベジタリアン・マンチ・ボックス」に使われているすべての素材名(もちろん野菜類)が並べられていたそう。
また、チキンの料理の中に炒めてボロボロになったエビが入っていたので「料理が完全に台無しだ」、というレビューにはこう答えている。
よく目を開いて、メニューの説明書きを読んでくれませんか。あなたがオーダーした「スペシャル・スイート・アンド・サワー」には、大きめのエビも入っています。
あなたはオーダー通りのものを受け取りました。私たちのどこがいけなかったのでしょう? 素材は新鮮で、完全に調理されていました。私たちは料理の腕に自信がありますが、バカな人の心を読み取るスキルはありません。
「デリバリーが45分以上遅かった」という不平に対しては……
百万回も繰り返して言うことですが、大げさに言うのはやめましょう。遅かったとしても10分がいいところです。その10分さえも、私としては疑います。
なんともストレートな返答だ。地元メディアの取材を受けた店主のCheungさんは、「レビューを読む人は真実を知るべき」だと言う。また、レビューヘの返信は、企業にありがちな建前の対応でなく、「誠実なものであるべき」とも話している。(了)
出典元:LeedsLive:Leeds Chinese takeaway goes viral for brilliantly savage responses to customer reviews(3/29)
出典元:Mirror:Chinese takeaway becomes sensation for its savage responses to customer reviews(3/30)