酷過ぎる女子高生のいじめ動画が炎上。14歳の少女に「もっと深く切って自〇しろ」
被害者である14歳の女子高生に、同級生が陰湿な攻撃をする動画が炎上している。
学校は動かず、自殺未遂
ミネソタ州にあるプライア・レイク高校に通う14歳のNya Siginさん。
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健康的で幸せそうに見えるSiginさん。だからこそ、同級生から陰湿ないじめのターゲットになってしまったのかもしれない。
当時のいじめの内容は不明だが、彼女だけではなく家族にも及ぶ嫌がらせだったようだ。学校に相談をしても対応してもらえず、彼女は5月に自殺未遂を起こすほど追い詰められてしまった。
しかし、いじめはそれでも終わらなかったのだ。
笑いながら自殺をうながす加害者
Siginさんは、ある動画を持って人権活動家であるShaun Kingさんに助けを求めた。そして動画が公開されると、事態は一気に動くこととなる。
その動画がこちらだが、あまりにも酷い発言なので閲覧の際にはご注意いただきたい。
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https://www.instagram.com/tv/CWGxYbFgM8u/?utm_source=ig_web_copy_link
彼女は、「誰もニガー(黒人に対する差別用語)なんか好きじゃない」と発言した後に、「今度はちゃんと死になさいよ。もっと深く切りなさい。それかロープをもっと高いところにかけるのね」と発言。「自殺しなさいよ」と言ったところで動画は終わっている。
ようやく学校も調査に乗り出した
人間が人間に向ける発言だとはとても思えないこの動画は、当然のように炎上。加害者への非難の声と、被害者への励ましの声が寄せられた。
炎上を受け、やっと学校側も調査に乗り出したという。
裕福な先住民族の娘
この動画を見て、加害者は白人だと思った人も多いだろう。実際は先住民族の血を引く女の子だという。一族はミネソタ州のカジノを運営しており、非常に裕福だとのこと。
彼女が属する部族の委員会は、今回の事態を受け、「私たちの祖先は人種差別や政府の政策による虐殺に苦しみ、200年以上にわたって活動してきました。私たちは今日でも人種差別にさらされています。私たちの歴史と人種差別が引き起こす被害について、若者と話し合っています」との声明を発表している。
Siginさんは自身のInstagramにて、「学校側がいじめに対して何の罰も与えなかったことが、加害者に“いじめてもいいんだ”と思わせた」と指摘している。
肌の色を理由にひとりの人生を終わらせようとした女子高生。実際に人生が失われたのは、彼女の方だったようだ。
参考:
TSR:「14-Year-Old Nya Sigin Speaks Out After White Classmate Encouraged Her To Take Her Own Life In Racist Video Rant」(11/11)
The Netline:「Jaelyn Crooks’ parents and ethnicity: She is half-indigenous」(11/12)