【北京五輪】料理が天井から降りてくるだけじゃない!食堂やホテルでのロボット化がすごい
北京冬季オリンピックのメディアセンターに入ったメディア記者たちは、食堂の様子に驚いたようだ。徹底的にロボット化されているのだ。
ロボットが注文の品を作り、それを無人の搬送機が運び、天井から吊り下げて食卓に届ける。
ロボット化の目的は、新型コロナの感染防止だと報じられている。もちろんそれもあるだろうが、自国の技術力を世界に示したいという中国の意図もあるに違いない。
料理が天井から
下にあるのは、中国のオリンピック委員会が公式ツイッターに投稿した動画。メディアセンター内の食堂の、自動化された様子が紹介されている。
Food made by robots 🤖
Meals served in an intelligent way 🥘
Diners can pay with digital currency and Visa cards.
Smart cooking equipment is used in the restaurant of the main media center for 2022 Beijing Olympic Winter Games. 🤩
Check it out! pic.twitter.com/Twbca8JBnc— Chinese Olympic Committee (@OlympicsCN) January 18, 2022
冒頭(0:00〜0:13)に登場するのは、アルコール類を提供するバーエリア。ロボットバーテンダーがカクテルを作る様子が見れる。
この動画には詳しく映っていないが、料理を作るのもロボット化された機械。ただ、料理といっても人間のシェフとは違い、スパゲティやサンドイッチ、ハンバーガーといった程度のものしか作れないようだ。動画の0:29あたりから、料理が運ばれる様子を見れる。天井に張り巡らされたレールの上を、料理を載せた小型運搬車が走り、配達するテーブルの上に来ると、そこから皿をワイヤーで吊り下げて降ろす。
動画の終わり近く、1:12あたりからは、機械がハンバーガーを作っている。1個のハンバーガーを作るのに20秒しかかからないとのこと。
中国メディアで流れた別の映像もSNSでシェアされている。
北京冬奥会机器人厨师做菜送餐,老外记者惊呆了!#Beijing2022 pic.twitter.com/Zes4aVej3O
— 明日和明月🇨🇳 (@SMU_sunandmoon) January 30, 2022
ホテルのルームサービスでもロボットが
ロイター通信社のツイートによれば、記者が泊まるホテルでもロボットが稼働しているそう。ルームサービスで食べ物を届けてもらった記者が、品を受け取るところを撮影した。
ロボットは縦に長い箱型で、上面にタッチパネルがついている。そこに番号を打ち込むと、胴体のフタが開き、中に入った品を取り出せる。役目を終えたロボットは、ホテルの長い廊下を自走して帰って行く。
A Beijing hotel is using room service robots as the Winter Olympics approaches. Robots arrive at the guest’s door, the guest types a pin code into the robot and the robot opens to reveal the food. Once the guest has taken the food out the robot closes and moves off pic.twitter.com/NRbDCvhQBg
— Reuters (@Reuters) January 27, 2022
これだけ徹底してロボットを導入した中国。オミクロン株に五輪を邪魔させるわけにいかない、という決意が伝わって来る。(了)
出典元:TODAY:Robots — yes, robots! — will be serving dinner at the Beijing Olympics(1/29)
出典元:The IndianExpress:Watch: Room service robot delivers food at Winter Olympics(1/30)