27才なのに童顔すぎて誰も雇ってくれない男性の悲劇【中国】
中国・広東省東莞市に住む27才の男性が、就職できずに困っている。不況だからとか、会社が人減らしをしているからとか、そういう理由ではない。27才という年齢を、誰も信じてくれないからだ。
児童労働と思われる
東莞市のMao Shengさんは、童顔の度が過ぎている。実年齢は27才ということだが、10才そこそこにしか見えない。
求人に応募しても、彼を見た雇い主は年齢詐称と信じて疑わず、面接で落とされてしまう。児童を違法に就労させているという嫌疑を政府当局からかけられると、厄介だからだ。
Shengさんがこうした事情を話す動画が、7月下旬、TikTokの中国版「抖音(ドウイン)」に投稿された。どうやら、彼の父親が脳卒中のリハビリ中で、それを経済的にサポートするために働き口を探しているらしい。
友人と一緒に、地元のあちこちの工場の採用面接に行くのだが、友人は採用され、彼の方はことごとく落とされてしまうという。
動画のおかげで仕事が見つかる
海外メディアによれば、Shengさんの動画は中国国内で話題になり、多くの人が、若すぎる外見で不採用にした会社を非難しているそうだ。ただ、当局の目を恐れる経営者の気持ちも分からないではない。
こうしてネットで知られるようになったおかげで、彼に幸運が訪れた。いくつものベンチャー起業から、仕事のオファーがあったのだ。
そして先日、そのうちの1つに仕事が決まった。Shengさんは、父親をサポートするのに十分な収入が得られることを期待しているそう。また、父親のリハビリが終わった後は、ガールフレンドを見つけて結婚し、家庭を持ちたいという。
この話を取り上げた中国メディアは、Shengさんの極端な童顔の理由に触れていないが、欧米のあるメディアは、脳下垂体の異常と関連があるのではないかと推測している。脳下垂体は様々なホルモンを産出しており、その1つに成長ホルモンがある(Wikipedia)。(了)
出典元:Odditycentral:27-Year-Old Man in China Can’t Get a Job Because of His Childish Appearance(7/27)