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ウクライナ兵の捕虜が53人死亡した収容所への攻撃、国連が調査団を組織

ウクライナ兵の捕虜が53人死亡した収容所への攻撃、国連が調査団を組織
Twitter/NEXTA

7月末、ウクライナ東部ドネツク州の親ロシア派勢力の収容施設で爆発が起き、捕虜になっていたウクライナ兵50人以上が死亡した。

 

国連はロシアとウクライナ双方の要請を受け、事実関係を調べる調査団を派遣すると発表した。

 

オレニフカ収容所で53人が死亡

 

この爆発は7月29日、ドネツク州の町、オレニフカにある捕虜収容所で起きたという。

 

当時、収容所にはアゾフスタリ製鉄所から連れてこられたウクライナ兵の捕虜がいたとされ、53人が死亡、70人以上が負傷したと言われている。

 

ロシア国防省は、ウクライナ軍が米国から供給された高機動ロケット砲システムを使って収容所を攻撃したと主張してきた。

 

一方、ウクライナ側は、当時「HIMARS」などによるロケット砲攻撃を行っていないと反論。またこの攻撃がロシア軍によって事前に計画された特別作戦で、民間軍事会社「ワグネル」のロシア人傭兵によって実行されたと主張している。

 

このことから国連のグテーレス事務総長は8月3日、この事件に関し事実関係を調べる組織を立ち上げるとの意向を発表した。

 

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「ワグネル」の証拠を入手したと発表

 

ウクライナ国防省の情報部門は8月2日の声明で、この爆破について、地元の分離主義者がロシアのFSB(連邦保安庁)や傭兵グループ「ワグネル」と共謀した発表。

 

傭兵グループなどが収容所の建物を爆破するために、「燃えやすい物質を使用し、室内に急速に火が広がった」証拠を入手したと明らかにした。

 

アメリカ政府高官も、この収容所への攻撃に関し、ロシア軍がウクライナ軍の仕業に見せるために、偽の証拠を植え付ける準備をしていると非難している。

 

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人権NGOがウクライナ軍を非難

 

一方、国際人権NGOの「アムネスティ・インターナショナル」は、ウクライナ軍が住宅地に拠点を置くことで、市民の命を危険にさらしていると非難している。

 

「アムネスティ・インターナショナル」の調査員は、ウクライナ軍が一部の学校や病院を基地として使用し、住宅の近くで発砲し、時には住宅用フラットに居住していることを発見したという。

 

これに対しウクライナのハンナ・マリア国防副大臣は、アムネスティが「実像を歪曲している」と非難している。

 

米・女子バスケ選手に有罪判決

 

ロシアの裁判所は、アメリカ人の女子バスケットボール選手であるブリットニー・グリナーさんに対し、麻薬容疑で有罪判決を下し、懲役9年、罰金100万ルーブル(約200万円)を言い渡した。

 

グリナーさんは、フェニックス・マーキュリーからオフ・シーズンにロシアでプレーしていたバスケットボールの有名選手で、2月にモスクワのシェレメーチエヴォ空港において大麻所持の容疑で逮捕されという。

 

しかし彼女の逮捕は、ロシアがウクライナに侵攻する数日前に行われ、本当に麻薬を所持していたのかは明らかになっていない。アメリカのバイデン大統領は、ロシアが故意にグリナーさんを拘束したとして、「これは受け入れられない」と非難していた。

 

この件を巡り、アメリカ政府はロシアの情報機関と裏交渉を行っており、ロシア側はグリナーさんと元米国海兵隊員のポール・ウィーランさんを、武器商人のビクトール・バウトさんと交換することを望んでいるという。(了)

 

出典元:The Guardian:UN to investigate prison attack that killed dozens of Ukrainian prisoners of war(8/4)

出典元:The Guardian:Russian court jails US basketball player Brittney Griner for nine years on drug charges(8/4)

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