パリ五輪のマスコット発表、女性のアレに似ているという意見も
2024年パリ五輪のマスコットが先日発表された。自由の象徴とされる「フリジア帽」がモチーフになっているとのことだが、フランスの識者からは、別のものに見える、という声が上がっているそうだ。その別のものとは……
五輪マスコット「フリージュ」
発表されたマスコットは、赤い三角形のぬいぐるみに目がついたもので、名前は「Phryges(フリージュ)」。何を模したものか一眼では分からないのだが、実はこれ、自由の象徴としてフランス革命と関係深い赤い帽子「フリジア帽」を表しているのだそう。
The mascot for the 2024 Paris Olympics is…a Phrygian cap?? pic.twitter.com/W46wgHiCm8
— Dr. Miranda Sachs (@MirandaSachs) November 14, 2022
Meet Phryges! – The Mascot for the 2024 Paris Olympics.
The colourful little caps are based on famous Phrygian caps – a symbol of Freedom or say “Liberty Cap”
What a lovely watch it is:https://t.co/VdgJCwyCtd#ParisOlympics #Paris2024 #Olympics #paralympic #Phryges #Trending pic.twitter.com/6rC8UzSaaK
— Akshita Mandloi (@akshita_mandloi) November 15, 2022
パリ五輪組織委員会のTony Estanguet(トニー・エスタンゲ)会長は、ニュースリリースの中でこう述べている。「私たち(組織委)は、(マスコットとして)フリジア帽を選びました。なぜなら、フリジア帽はフランス共和国の強力なシンボルだからです。自由のシンボルとして、フランス人の間ではとてもよく知られたものです」
女性のアレに似ている
組織委はフリジア帽と言っているが、海外メディアによれば、フランス人の多くは「スニーカーを履いた巨大なclitoris(クリトリス)」と見ているそうだ。
フランスでは昨年の国際女性デーに、フェミニストグループが女性器に関する研究と教育の充実を求めて、エッフェル塔の側に巨大なバルーンを展示した。そのバルーンの形が五輪マスコット「フリージュ」とよく似ていた。このことが、人々の認識に影響を与えていると考えられているようだ。
では、「フリージュ」の評判が悪いか、というとそうでもない。フランスの新聞「Liberation」のコラムニストは、マスコットがアレに似ていると見られるのはむしろ良いことだと主張し、次のように書いている。
「クリトリスというタブーに関する本や発言、ドキュメンタリー、記事、ビデオなどのおかげで、最終的にフェミニストの社会を超えた一般人が、それがどういう形をしているか理解したようだ。ネットユーザーの多くのリアクションを読めばよく分かる。保守的な人たちが不平を言っているが、言い換えれば、彼らさえも見てそれと分かったということだ」(了)
出典元:New York Post:Paris Olympic games mascot compared to ‘clitoris’ in sneakers by critics(11/15)
出典元:The Guardian:Paris Olympic and Paralympic Games mascots likened to ‘clitoris in trainers’(11/15)